今や私たちの生活に欠かせないiPhone。常にiPhoneのバッテリー残量を気にして生活している人も多いのでは? でも、そんなiPhoneが突然充電できなくなってしまった場合、どうしたらいいのだろう? そこで今回はiPhoneが充電できなくなる5つの原因と、それぞれの対処方法を紹介しよう。
怪しいケーブルが充電できない原因かも!
日本人の2人に1人が使っているとまで言われる大人気のiPhone。電話やSNSはもちろん、カメラ撮影やキャッシュレス決済など、あらゆる場面でiPhoneを活用しているだろう。でも、そんなiPhoneが急に充電できなくなってしまったらどうすればいいのだろうか?
まず考えられるのは“端子の汚れ”だ。使い方が雑だと、むき出しになっているiPhoneの端子が汚れていたりホコリなどが入り込んでいる場合もある。そんなときは、エアーダスターや綿棒などで端子内部を掃除してみよう。単に接触が悪いだけなら、これでiPhoneを充電できるようになるはずだ。
充電ケーブルと電源アダプタをチェック!
次にチェックしたいのは“充電ケーブル”だ。充電ケーブルには「1.0A」のものと「2.4A」対応のものがあるが、これは電気を流せる量の違いを表している。100円ショップなどで販売されている安価な製品は1.0Aまでしか電気を流せないため、“充電できていない”ような表示になることもあるのだ。充電ケーブルは純正のもが好ましいが、少なくともApple社の「MFi認証」を取得した製品を使うようにしよう。
もし、充電ケーブルに問題がない場合は、“電源アダプタ”の故障を疑ってみよう。電源アダプタが故障しているか調べるには、別の電源アダプタを使って充電してみるか、パソコンに充電ケーブルをさしてiPhoneが充電できるか試してみればよい。もし、これでiPhoneが充電できるなら、充電できない原因は電源アダプタにあると判断できる。やはりApple純正でない電源アダプタは不具合が出る可能性が高いので、できるだけApple純正のアダプタかApple社のMFi認証済の製品を使うようにしよう。
原因が充電ケーブルや電源アダプタでないとすると、iPhone本体の不具合を疑うことになる。実は、防水仕様でないiPhoneは水没させていなくても日常の汗や結露などによってiPhone内部に水分が入り込む可能性がある。もし、iPhone本体内部に水分が入り込んだ場合、回路がショートしたり基板が腐食することで充電できなくなることもあるのだ。水没状態はiPhoneのSIMカードスロットにある「水没シート(液体進入インジケータ)」が赤色かどうかで確認できる。赤色なら水没したのと同じ状態なので修理するしかないが、赤色でない場合は、iPhoneを再起動することで再び充電できるようになる可能性もある。
iPhone本体にも問題がない場合、最後はバッテリーを疑うしかない。とくに長年使用したiPhoneならバッテリーの劣化が原因である可能性が高いだろう。この場合はもはやバッテリー交換するしかないので、この際iPhoneを買い替えるか、専門の修理業者でバッテリー交換してもらうしかないのである。
いかがだろうか?「iPhoneが充電できない!」といってもその原因はさまざま。充電ケーブルや電源アダプタが原因なら、自分で対処できることも多いが、iPhone本体やバッテリーが原因の場合は、下手に自分でiPhoneを分解したりせず、やはり専門の修理業者に持ち込むしかないだろう。
※サムネイル画像(Image:Primakov / Shutterstock.com)