1976年にスティーブ・ジョブズを中心に創業をしたApple。翌年の1977年に法人化された後に発売した「Apple Ⅱ」が大ヒットしたことで急成長を遂げ、1984年には初代「Macintosh」を発売。1998年に「iMac」を成功させた後、2001年には「iPod」を発表するなど、コンピューター以外の電化製品も手がけるようになり、たちまちあなたの家庭にもApple製品が導入されていったことだろう。
そんな現在はAppleと聞けば誰でもわかるぐらいに人気を博している会社なのだが、やや雲行きが怪しいような情報が……。果たしてAppleの今後はどうなっていくのだろうか。
Appleのスマホ販売台数は今……?
Appleといえば、「iPhone」を連想する人は非常に多いだろう。2007年にスマートフォンの先駆けとしてiPhoneのオリジナルモデルが発売していたことも現在のスマートフォン社会の礎を築くことにつながっている。
そんな革新的なiPhoneを生み出したAppleだが、 調査会社・Gartnerによると、Appleの2020年第3四半期における全世界でのスマートフォン販売台数は4位となった。前四半期まで4位だったXiaomiに3位の座を奪われた格好だ。中国メーカーでは現在HuaweiからXiaomiへと販売の軸が大きく移っており、中国メーカー内でもブランドの新陳代謝が起きているためXiaomiの販売台数が上がっている、とGartnerは分析しているという。これは今まで勢いづいていたAppleが不調であることを意味するのだろうか……?
実は、この調査は2020年第3四半期のものであり、Appleは例年と異なりiPhoneの新シリーズを発売していなかったときの結果なのだ。10月にiPhone12シリーズを発売したAppleは、2021年第1四半期(10〜12月)の決算で販売台数が増えたかどうかが鍵となるだろう。
Gartnerが日本市場での速報値を取材したところ、iPhone 12とiPhone 12 Proが同数売れており、iPhone 12 Pro Maxも2019年のiPhone 11 Pro Maxの倍のスピードで売れているという。あなたの周りもiPhone12シリーズをもう既に手に入れ、素知らぬ顔で使いこなしているかもしれない。
今回はiPhoneの発売日が異例なだけに、このような結果になっただけかもしれない。何はともあれ、Appleの本領発揮はまだまだこれからのように見える。今後もAppleの動向、そしてiPhone12シリーズの販売台数も見守っていきたいものである。
参照元:アップル、世界のスマホ販売台数4位に転落するも決算が期待できる理由–Appleニュース一気読み【CNET Japan】
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