iPhoneの人気は、やはり新品・中古を問わないようだ。フリマサイトでの年間売上ランキングにiPhoneがずらり。トップ10のうち9つをiPhone勢が占めた。2020年にはiPhone 12が発売され大きな話題を呼んだことも記憶に新しい。
今回は、人気が留まるところを知らないiPhoneについてお伝えしていきたい。
中古市場でもiPhoneの人気はブレない
中古スマートフォン専門のフリーマーケットサイト「ムスビー」が発表した「2020年の中古スマホ年間ランキング」によると、同サイトで2020年の1年間で最も売れたスマホはiPhone8だったという。さらに2位にはiPhone7、3位にiPhone6sと、iPhoneシリーズで表彰台を独占したのだった。
しかしiPhoneの人気はこれだけに留まらず、4位以降もiPhone SE、iPhone Xなどが並び続ける事態に。7位まできてようやくGalaxy A20が登場し、Apple祭りは終了…かと思いきや8・9・10位もiPhoneがランクインし、ランキングを“ほぼ”独占した。
各iPhoneについて見比べてみても、2014年に発売されたiPhone6が、年間ランキングで最も新しい2018年発売のiPhone XRよりも上位にきていたり、大型化が続くiPhoneの流れに逆らうように小型のiPhone SEが4位になったりとバラエティ豊かなラインナップだ。新旧・大小を問わずさまざまなユーザーから支持されているブランドであることが窺える。
さらにiPhoneといえば、2020年の10月・11月と立て続けに4機種の新作iPhoneをリリースしたことでも注目を集めた。こちらは新品の市場になるが、香港の調査会社・カウンターポイントの発表によれば、10月に全世界で販売された5G対応スマホで最も売れたのはiPhone 12。2位も同時発売となった上位機種のiPhone 12 Proだったといい、この2種だけで同調査のシェアの24%を占めることとなった。
日本国内でのiPhoneのシェアは5割とも6割とも言われており、フリマ市場でも「欲しいけど新品で買うほどでは…」というユーザーからの人気が集中していると考えてよさそうだ。
最近ではAppleが提供するスマホ決済サービス「Apple Pay」も充実してきており、その利便性の向上が止まらない様子だ。現在はまだキャッシュレス決済の中ではあまり目立つサービスではないものの、「Apple Card」の上陸とともに一気に普及する可能性も無いとは言えなさそうだ。Apple Payの人気が高まれば、Apple Payを利用できるiPhoneやiPad、Apple Watchといったデバイスもさらに人気が加速するだろう。2021年も、iPhoneの人気ぶりは加熱の一途をたどりそうだ。
参照元:ムスビー
※サムネイル画像(Image:i am EM / Shutterstock.com)