iPhone SEの第3世代モデルが2021年4月に発表されるという中国サプライヤーの情報を、「Macお宝鑑定団」など複数のメディアが伝えている。2020年の4月に第2世代のiPhone SEが発売され1年足らずなだけに、あまりに急なモデル刷新のニュースにネットはざわつき、さまざまな憶測が飛び交っている。
今回はその発売されるかもしれない第3世代のiPhone SEについて、そのスペック予測やユーザーの反応を探りつつ、考えていきたい。
ファンにとって待望だった第2世代のiPhone SE
初代iPhone SEが発売されたのは2016年のこと。高いパフォーマンスを持ちながら、コンパクトで低価格なiPhoneの登場に、今までiPhoneが欲しくても高価で手を出しあぐねていた層にも受け入れられ、ロングヒット製品となった。その後、その安定した人気と次世代モデルへの期待の声が多く挙がっていたにもかかわらず、なかなかその願いは届くことなく、主力iPhoneのモデルはより高機能で高価格の道を突き進んでいた。
そんなファン待望の第2世代が発表されたのは初代発売から4年経った、昨年の2020年4月15日のことだった。初代から価格は価格は据え置きにもかかわらず、ストレージは倍、性能も飛躍的にアップしたiPhone SEの第2世代に、多くのユーザーが飛びついた。高価格路線を突き進む主力モデルについていけなくなった乗り換え組も多く、爆発的な売れ筋を誇る2020年のヒット商品となった。
そんな第2世代がまだまだ好調な売れ行きを見せているだけに、第3世代が早くも登場するというニュースに、あまりにも早すぎると困惑するユーザーも多い。なかにはiPhone12miniを購入したばかりでもう少し待てばよかったとショックを受けるユーザーも。
今のところ、新モデルのデザインや内部仕様については何も分かっていないが、画面サイズは5.5インチまたは6.1インチのフルスクリーンになるのでは、と予想する声が多い。また、このコロナ禍で日常的にマスクを着用するようになり、マスクを着用したままでは認証されない「Face ID」よりも電源ボタンに指紋認証センサーが内蔵された新しいTouch IDが搭載されるのでは、とも言われている。
また、2020年は5G元年とも呼ばれる年であった。だが第2世代のiPhone SEは5G非対応であった。後継機が5Gに対応するか否かは、注目すべき大きなポイントとなるのは間違いないだろう。
日常の暮らしも仕事の面でも、世界中が確実に大きく変化したこの1年。常に持ち歩く日用品であり、仕事道具でもあり、娯楽品でもあるスマートフォンに求められるものも、必ず変化しているはずである。世界が変わる今だからこそ、その変革を取り入れた新商品であれば、この短期間での刷新であったとしても十分に受け入れられる可能性はあるのかもしれない。
参照元:AirPods Pro 2とiPhone SE 2が今年4月に発表? 中国サプライヤーがリーク【リアルサウンド テック】
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