KDDI(au)グループの「UQ mobile」と、ソフトバンクグループの「Y!mobile」が、2018年9月からデータ容量を増量! 似たような月額料金になったが、いったいどっちがお得なの? ここでは両プランの違いを詳しく解説しよう。
両社ともほぼ同じ料金プランになっているが……
KDDI(au)グループの「UQ mobile」とソフトバンクグループの「Y!mobile」は、どちらも格安SIMではなく大手のサブキャリアという位置付け。お互いを意識して対抗しているため、両社とも同じような料金体系になっているのだ。
その2社が2018年9月より、データ容量をプランSで3GB、プランMで9GB、プランLでは21GBと大幅に増やしてきた。そもそも、サブキャリアは、スマホの購入割引が受けられることや、店舗数が多く対面契約ができる大手キャリアのようなサービスがメリットだったが、料金がやや格安SIMより高かった。そこで今回、データを増量することでお得感を強調してきたということだろう。
実際、両者の料金プランはほぼ同じだ。たとえば、3GBのプランSの場合は月額基本料は本来2,980円だが、1年間は1,000円割引になり、2年目以降はまた2,980円に戻るというもの。ただし、UQ mobileがデータ繰り越しできるのに対して、Y!mobileではデータ繰り越しできないがデータはシェアできるなど、両社には微妙な違いはある。果たして本当はどちらがお得なのだろうか?
UQ mobileは同じ料金で、1回5分かけ放題の「おしゃべりプラン」か、月60~180分通話無料の「ぴったりプラン」が選択できるのが特徴
Y!mobileも基本的にはUQ mobileとほぼ同じ料金体系。ただし、かけ放題は「1回10分かけ放題」のみで、Yahoo!プレミアム料金(月額462円)が無料になる
両社の違いは「かけ放題プラン」にアリ!
UQ mobileとY!mobileで決定的に異なるのは、実は「かけ放題プラン」にある。UQ mobileは1回5分かけ放題の「おしゃべりプラン」か、月60~180分通話無料の「ぴったりプラン」が選択できるのに対し、Y!mobileは「1回10分かけ放題」の一択のみ。ただし、別途「完全無料かけ放題」が月額1,000円で利用できるのが大きい。どちらを選ぶかは、自分の通話スタイルしだいということになる。
ただし、データ増量に関しては注意したい部分もある。両者とも有料オプションのデータ増量を2年間無料にするというスタイルをとっているため、増量分のデータ容量は自分で追加しないといけないのだ。たとえば、UQ mobileのプランLの場合は、まず自分で1万4,000円分もチャージして、翌月に請求書で無料になっているかを確認しなければならない。毎回、少しドキドキするので、正直なんとかしてほしいところだ。