【2021年】今すぐApple Watchを買うべき5つの理由!

最近、会社や電車の中でApple Watchをしている人を見る機会が増えてきた。人気があるのはなんとなくわかるが、はたしてスマートウォッチに3万~5万円も出す価値があるのだろうか? そこで今回は、Apple Watch否定派だった筆者がついApple Watchを買ってしまった“5つの理由”を紹介しよう。これでアナタも、Apple Watchが欲しくなるかも?!

Apple Watchは本当に買う価値があるのか?

(Image:apple.com)

 初代の発売から早6年が経過し、Series 6に加えてSEモデルまで登場した人気のApple Watch。でも「いったい何ができるの?」「カッコつけているだけでしょ」といった声も多い。その一方で、「高級時計よりApple Watchを買うべき!」「想像以上に便利だった!」というユーザーも少なくない。はたして“Apple Watchは買いなのか?”ずっと気になっている人も多いだろう。
 実は筆者のスマホはiPhoneで、仕事で毎日iPadを使い、テレワーク用にiMacまで購入しているが、Apple Watchにはずっと懐疑的であった。とくにApple信者というわけではなく、Apple製品を買い続けているのは「なんとなくOSを揃えた方が使い勝手がいい」くらいの理由しかない。ところが、2020年9月にSeries 6が発売され、急に仕事上で必要になったこともあってApple Watchを購入してしまったのだ。それから約5カ月経った今、筆者にとって、Apple Watchは手放せない存在になっているのである。その理由とは?

 まず「いいな~」と思ったのが、Apple Watchのカスタマイズ性の高さである。筆者は昔から腕時計が好きで、常に数本の腕時計をその日の気分や服に合わせて付け替えていた。「Apple Watchはいらない」と考えていた理由もそこにあったのだが、実はApple Watchは文字盤やバンドを自由に着せ替えることができるので、時計好きな人にこそオススメなのである。文字盤は基本的に公式配布されているものしか選べないが、それでも種類は30以上。バンドはサードパーティ製も多く100種類以上から選択できる。つまり、Apple Watchなら毎日違ったデザインの腕時計を楽しめるのだ。
 2つめの理由は自分でも意外だったのだが、活動量管理アプリ「アクティビティ」にハマってしまったこと。「ムーブ(消費カロリー)」「スタンド(1時間ごとに立っていた回数)」「エクササイズ(運動時間)」という3項目を自動記録してくれるが、色違いの丸い“リング”で進捗状況が表示され、「24時間で3つのリングを閉じる」ことが目標となる。オフィスワークで長時間座りっぱなしだと「立ちましょう」と促されるし、夜、あと少しでリングを閉じられそうなときは「〇分動けばリングが完成します」といった通知も来るため、普段健康に気遣っていない人にも響きやすい。テレワークがニューノーマルな働き方となった今、このような機能にこそ価値がある。

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Apple Watchは着せ替えも楽しいガジェット。腕時計もアクセサリーのひとつなので、何パターンもの好みのスタイルを作れるのがうれしい。時計好きならむしろハマるかも!

(Image:ms_pics_and_more / Shutterstock.com)

活動量管理アプリ「アクティビティ」では3項目のリングを閉じるのが目的となる。普段運動を意識しない人にも、ゲーム感覚でモチベーションを与えてくれるのがありがたい

 3つめは「モバイルSuica/PASMO」や「電子マネー」が使えること。今やスマホで電車に乗ったり電子マネーで決済するのは当たり前だが、Apple Watchならその10倍はスマート! 定期券や財布はもちろん、鞄からスマホすら取り出す必要がない。Apple Watchをかざすだけで改札を通れたり、レジの決済を済ませられる身軽さは、一度体験したら戻れないほど快適だ。ちなみに、GPSモデルのApple Watchの場合、通信機能はペアリングしたiPhoneがないと使えないが、モバイルSuica/PASMO、電子マネーはiPhoneがなくても使えるので、フラッと手ぶらで旅に出ても困らないだろう。
 4つめは「電話」や「Siri」によって“ながら”作業ができること。「電話はスマホをスピーカーにして話せばいいのでは?」と言う人は全然分かっていない。たとえば、スマホのスピーカーで電話をしながら家の中をウロウロしたいときは、スマホを持ち歩く必要があるが、Apple Watchなら常に腕に着けているのでスマホは不要(GPSモデルの場合はiPhoneとの適度な距離が必要)。また、アイデアや予定などを思いついたときも、すぐに「Siri」経由で登録できるのも魅力的だ。Apple Watchに向かって「ヘイ、Siri!」と話しかければ、歩きながらでも音声入力できるのである。

モバイルSuicaやPASMOはiPhoneで使っていたデータをApple Watch “移行”する形で使えるようになる(新規作成も可能)。移行後は、iPhone側で使うことができなくなるが、いつでも元に戻せる

(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)

Apple Watchでも「Siri」は利用できるので、いちいちiPhoneを取り出さなくても、「Siri」に話かけるだけでアイディアのメモやリマインダーを入力できるのがスマート

 最後は「マップ」による経路検索(ナビ)だ。買う前は「こんな小さい画面で役立つの?」と思っていたが、実際に使ってみると画面の小ささはまったく問題ないことが分かった。Apple Watchでは目的地まで距離がある場合、現在地が画面から外れると自動的に“ページ送り”される仕組みになっており、「画面が小さくて経路が分かならい」ということはない。もちろん、広いエリアの経路検索には適していないので、場合によってはスマホと併用する必要は出てくるが……。
 マップでいちばん感動したのは、右折、左折を振動で通知してくれること。右折の際は小刻みに連続して、左折の際は小刻みに間隔を開けて、と左右で振動パターンが異なるため、スマホどころかApple Watchさえ見ずに目的地までたどり着くことができるのだ。振動が来るタイミングにはクセがあるので、最初のうちは間違えることもあったが、慣れればノールックでほぼ正しい経路で目的地まで到達できるようになった。

「マップ」による経路検索は、Apple Watchから起動するとペアリング先のiPhone側の「マップ」が、iPhoneから起動するとApple Watch側の「マップ」が自動起動する。Apple Watchからは音声入力しかできないので、屋外で声を出しづらいときはiPhoneの「マップ」で手動入力しよう

 いかがだろうか? Apple Watchは今までスマホで使っていた機能を代わってもらうことで、初めて真価を発揮するガジェットだ。「Apple Watchを買って失敗した」という人は、おそらくApple Watchを単なる腕時計としてしか使っていないと思われる。もし、Apple Watchを買ったら毎日身に着けて積極的に活用してみよう。なお、筆者は仕事でSEも使ってみたが、SEは手首を下すと画面が暗くなる仕様になっており、すぐに時間確認ができない。時間を確認するたびに腕を上げるのはかなりイライラしたので、できれば腕を下げても画面が暗くならないSeries 6をオススメしたい。

※サムネイル画像(Image:raditya / Shutterstock.com)

文=ベア・グリコ/フリーライター

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