新たなiPhoneの情報がさらに迷走してきた。現在、世界中のiPhoneファンの注目を集めていることのひとつに含まれるであろう“折りたたみiPhone”という存在。すでに世界のスマートフォンメーカーでは折りたたみ式スマホが複数リリースされている。しかしiPhoneという根強いファンを抱えるブランドが出すとなれば世間が注目してしまうのも仕方のないことだろう。
今回は、待ち望むファンの膨れ上がった期待に冷や水を浴びせる格好となってしまうかもしれない、とある情報をお伝えせねばならない。
無数のリーク情報が飛び交う“折りたたみiPhone”
現在開発についてさまざまな憶測が飛んでいる“折りたたみiPhone”だが、その情報はかなり錯綜している。世界各地の情報筋が独自に得た情報を発信しており、すべては「アップルが折りたたみ式iPhoneの開発をスタートさせた」というスクープ情報から始まった。その後、「画面サイズは〇インチ」「ディスプレイを造るメーカーはどこの国の〇〇」「折り方は横型」「いやいやガラケーのような縦折りだ」等、世界各地の“情報通”がアップルやサプライヤーから得たという情報が散発的にリークされ、そのたびに世界中のメディアで拡散されファンたちが一喜一憂している状況だ。
いま話題となっているのは「折りたたみiPhoneの発売は、早くとも2024年になる」という情報だ。これまで「2023年に発売される」という情報が主流だったが、今回「それには間に合わない」というかたちで2024年説が浮上したのだった。
その根拠として示されたのは、アップルが新製品を発売するときに通常であれば発売の2~3年前からパートナーとの共同開発をはじめるといい、逆算すると2021年後半までに製品プランを準備する必要があるのだという。さらに設計が決定すれば、材料や部品の納入元も決めることになるためサプライチェーンにその兆候が表れるはずで、それらの様子が伺えないことから2023年説を否定したようだ。
iPhoneだけに限った話でもこのコロナ禍はその設計に大きな影響を及ぼしていることは間違いない。満を持して搭載された顔認証によるロック解除システム「Face ID」も、コロナ禍でマスク着用が半ば義務化されたことで外出中はなかなか出番が無くなっていることはFace ID対応デバイスを使っている方であれば日々体感していることかと思う。そのため2021年の発売が有力視されている「iPhone 13(仮称)」でも、指紋認証の「Touch ID」が復活するという予測も少なくない。
もし折りたたみiPhoneでも、なんらかの“Touch ID復活”級の仕様変更があったのであれば、それも情報が錯綜した理由のひとつとなり得るだろう。はたしてどの情報が正しいのか。その答えがわかるのは製品が発表されるそのときだ。
参照元:折りたたみiPhone、発売は早くとも2024年?サプライチェーンの準備ができていないとの噂【エンガジェット日本版】
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