iPhoneはまだか! 折りたたみスマホ業界の新作登場にアップルファンもやきもき?

折りたたみ式のスマートフォンにまた1つ新たな顔ぶれが登場した。モトローラがこれまで海外で発売していた5G対応の「motorola razr 5G」を日本国内でも発売すると発表したのだ。縦折り型を採用したボディで、開いた状態では通常のスマホなのだが折りたたむと半分程度の長さに収まってしまうことが最大の特徴と言えるだろう。折りたたみスマホ界隈では最近、アップルの“折りたたみiPhone”の動向が立て続けに伝えられている状況だが、モトローラをはじめ各社がそれに先んじるかたちとなっている。後塵を拝し続けているアップルだが、今後その出遅れをどのような戦略で跳ね返していくのだろうか。
今回は、モトローラが自信を持って送り出した新作スマホの詳細と、ファンが待望してやまないアップルの折りたたみiPhoneに与える影響を考えていきたい。

モトローラも折りたたみ式の5Gスマホを発売!

(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)

motorola razr 5Gは日本国外では2020年秋頃から順次発売されている

 motorola razr 5Gが発売されるのは、SIMフリー版とソフトバンク版。国内キャリアではソフトバンクが独占で販売するといい、発売日はどちらも3月下旬となる。
 かつてのガラケーの“パカパカ感”を彷彿とさせる縦折りボディは、折りたたむとかなりコンパクトになり、これまでスマホのサイズ感に悩まされたユーザーには非常に好評を得るのではないだろうか。加えて、折りたたんだ際にスマホの情報を表示してくれる「クイックビューディスプレイ」もタッチ操作可能で、スマホを開くことなくメールの返信等の操作が可能となる。また音楽の再生コントロールもできるため、外出中にスマホで音楽を楽しみたい人にとっても気軽に操作ができるという面で歓迎される可能性も考えられるだろう。

(Image:Drop of Light / Shutterstock.com)

このリンゴのマークのついた折りたたみスマホを多くのファンが待ち望んでいる

 これまで国内で発売される折りたたみスマホは、サムスンの「Galaxy Z Flip」をはじめ種類も限られていたため、今回のように1つ新しいデバイスが出るだけで大きな注目を集めることとなる。また「アップルが折りたたみ式のiPhoneをリリースする」という噂も枚挙にいとまがなく、世界各地の“情報通”から画面のサイズからディスプレイの製造メーカー、折り方は縦折りか横折りか、さらには発売時期の見通しに至るまで無数の情報が飛び交っている。その情報の多さ自体が、それだけ全世界が折りたたみiPhoneに興味を持っていることの証とも言えるだろう。

 しかしモトローラも日本の市場に参戦を果たすなど、日々折りたたみスマホというものの希少価値は目減りしてきていることは否定できない。いつも時代の先端を行く画期的なデバイスをファンに届けてきたアップルだが、今回はこの出遅れをどのように克服して折りたたみiPhoneを待ち望んでいるファンを喜ばせてくれるのだろうか。
 もしそれができなかった場合、現行の折りたたみスマホ業界で勢力を広げている企業たちが、“ネクスト・アップル”として君臨する事態になる……かもしれない。

参照元:モトローラの折りたたみスマホ「motorola razr 5G」、SIMフリー版を3月下旬発売【ケータイ Watch

※サムネイル画像(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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