Apple Watchユーザー、ahamo、povo、LINEMOへの乗り換え注意! 通話できないことが判明

Apple Watchユーザーは、注意が必要だ。携帯電話3社の新プランahamo、povo、LINEMOではApple Watch単体での通話や通信ができないことが判明し、話題を呼んでいる。利用にはBluetooth接続が必要になり、結局iPhoneも一緒に持ち運ばなければならなくなるためせっかくeSIMを搭載したGPS+Cellularモデルを持っていてもまるで意味がない。料金を安く抑えるために乗り換えを検討している人は、デメリットもしっかり知った上での変更が必要となってくるようだ。

Apple Watchのみで通話したいなら乗り換えはNG

(Image:yoamod / Shutterstock.com)

低価格プランではApple Watch単体で通話ができない

 3月末にサービスのスタートが迫っている携帯電話各社の新料金プラン。これまでの大手3社が提供してきた料金設定からぐっと下がるため検討している人も多いだろうが、サービスの詳細が出てくるにつれて乗り換え前後の不便さも明らかになってきた。今回判明したのはApple Watchの単体使用が制限されてしまうというユーザーにとっては衝撃の事実だ。
 本来、eSIMを搭載したApple WatchのGPS+CellularモデルはiPhoneを持っていなくても通話や通信ができることがウリだ。しかし実は「ワンナンバーサービス」(NTTドコモ)、「ナンバーシェア」(au)、「Apple Watchモバイル通信サービス」(ソフトバンク)といったiPhoneと電話番号を共有するサービスの契約が必須となっている。これまでほとんどの人が意識することなく契約してきたが、新料金プランではこれらのサービスが利用できず、おのずとApple Watch単体での通話や通信ができなくなってしまうのだ。選択肢のないApple Watchユーザーは大手3社の従来プランを利用せざるを得ず、不当な「囲い込み」なのではという指摘もある。

乗り換え前に、価格と利便性のどちらを取るか考えよう

 iPhoneすら持たず身軽に出かけられるApple Watchは、ちょっとした買い物やワークアウトにぴったりのデバイスだった。しかし低価格プランはサービスを極力そぎ落とすことでその安さを実現しているため、Apple Watchのためだけに対しMVNOを含む携帯電話各社が何かしらの対応をすることは考えづらい。アップルとしても、元々Apple WatchはiPhoneとのペアリングが前提で、利用には技術的に複雑なカスタマイズが必要であることからビジネス上の採算が合わないとして動くようすはない。

 価格と引き換えの不便さは、これだけではない。dメニューの決済など、キャリアに依存したサービスを利用している人は乗り換え前に不都合がないか一通り確認しておくべきだろう。たとえば、従来のキャリアメールアドレスが使えなくなることひとつとっても、該当のアドレスで利用しているサービスは事前の登録変更が必要となり、各サービスが注意を促している。しかし手続きの面倒さだけで終わらない、Apple Watchのメリットを著しく損なう自体に、乗り換えをためらうユーザーは多そうだ。

参照元:なぜahamo、povo、LINEMOではApple Watch単体での通信ができないのか【Engadget 日本版

※サムネイル画像(Image:Peppinuzzo / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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