スマホの「ながら充電」は劣化の原因!? ゲームやSNSでの暇つぶしは要注意!

現代人の日常生活において、もはや無くてはならない存在でもあるスマートフォン。読者の中にも、電池切れで使えなくならないようこまめに充電しながら使用する人もいるのではないだろうか。しかしこの行為、スマホのバッテリーの寿命が縮んでしまう原因にとなってしまうかもしれないのだ。
充電をしながら使用するとスマホ本体が熱を持っていることに気づいたことのある人もいるだろう。その熱が、充電と並行してのゲームアプリやSNSの利用には注意すべきポイントなのだ。

発熱量が跳ね上がるスマホ本体

繰り返しの充電を極力控えることが重要

 充電をしたりスマホを使用したりすると起こる発熱。かつては「スマホがホッカイロみたいに熱くなる」という時代をご存知の読者もいるかもしれない。これはスマホに内蔵されているリチウムイオン電池に熱がこもっていることが原因だ。このリチウムイオン電池は熱に弱いため、スマホの発熱量が高くなることで負荷がかかり、結果、パフォーマンスを下げることにつながるのだ。これがバッテリー劣化を招く大きな要因となっている。

 とくに発熱の引き金となってしまうのがゲームアプリの使用だ。暇つぶしでついつい長時間遊んでしまう人も少なくないだろうが、高解像度で大量のデータ処理が必要なグラフィックを利用したゲームは、スマホ内で情報処理を行うCPU機能を活発化させるため発熱量が増加。利用時間が増えることで熱がこもりすぎバッテリー劣化を招くのだ。スマホの性能の良さや容量の大きさに甘んじるあまり、リチウムイオン電池を酷使するのはよいとはいえないだろう。

スマホのバッテリーをすべて使い切らないのもポイント

 バッテリー劣化を防ぐには、バッテリーのフル充電をする前に80%ほどで充電を終わらせることもコツだ。充電が完了しているにもかかわらずコンセントにつないだままの過充電も、バッテリー劣化の要因のひとつになる。なるべく不要な充電は避け、時にはスマホの充電の持ちを信じてみることも必要なのではないだろうか。また、ポータブル充電器を利用する人も要注意だ。コンセントから充電を行うときと同様に、充電をした状態でカバンに放置してしまうと過充電となるだろう。

 最近ではスマホのバッテリー劣化を防ぐための研究が着々と進められているという。3月30日に携帯市場が「スマホバッテリー劣化研究プロジェクト」に関する研究結果を発表している。iPhone・Androidスマホそれぞれ100人のモニターの結果を基に、バッテリーの劣化度を数値で分析できるシステムを開発中だ。将来的には劣化予測が行えるようになるという。バッテリーの発熱は発火や爆発といった事故にもなりかねない。そうした防災面からのアプローチも進んでいるようだ。
これを機に、ゲームやSNS、動画視聴によるスマホの利用時間自体を見直すのも、ひとつの手かもしれない。

参照元:スマホを充電しながら使うとバッテリーが劣化する!?その理由と解決策を紹介【iPhone格安SIM通信

オトナライフ編集部
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