スマートフォン機種の人気の一角でもあるソニーの「Xperia」から、待望の新型が登場しそう。というのも、近日YouTubeチャンネルで新型機のアナウンスがあると告知されているのだ。Xperiaといえば「AQUOS」や「Galaxy」と並び、日本国内でAndroid OSのスマホの人気を牽引してきたブランドのひとつ。そのXperiaから新型が発表されるようだと知って、ネットを中心にファンも大きな盛り上がりを見せていた。
今回は、ファンからの期待が寄せられるXperiaの新たな展開について考えていきたい。
ソニーがオンラインでXperia新型を発表?
Xperiaの公式YouTubeチャンネル「Sony Xperia」では、バナーや予告編の動画にて「Xperia New Product Announcement」と大きく表示され、4月14日16時半から新製品の発表が行われることが示唆されている。
発表の詳細は明らかにされていないが、4月という時期を考慮すると「2021年の新たなフラッグシップ機『Xperia 1 III(仮称)』の発表ではないか」とする見方が多く、世界のリーカーから新型機のスペックがリークされてきている。その情報によればXperia 1 IIIは6.5インチの有機ELディスプレイが採用され、縦一列に並んだ3つの背面カメラや2つの前面スピーカーが搭載されていることが明かされている。さらに日本国内でも2020年から商用利用のスタートした5Gが利用できるといい、これからキャリア各社で整備が進んでいく5Gを利用したいユーザーにとっても魅力的な機種になることが予想される。
また、本体の大きさは2020年に発売された「Xperia 1 II」と同程度のサイズとされる。近年は動画視聴やアプリゲームでの利用需要が増えてきたことで、AndroidスマホでもiPhoneでも機種の大型化が進む傾向にあったことは間違いない。しかし「iPhone SE」等、一部機種で小型機種の需要が見直されてきている傾向もあり、今回は前機種以上のサイズアップは見送られたようだ。この「サイズアップをしない」という選択が、Xperiaの新たな潮流となるかにも期待が集まる。
BCNの発表する全国の家電量販店やネットショップでPOSデータを集計した「BCNランキング」によると、2020年のAndroidスマホ市場で最も売れたスマホブランドはシャープのAQUOSで24.4%となった。2位のGalaxy(14.8%)や、3位・Xperia(12.9%)に10ポイント前後の差をつける圧倒的なシェアを誇り、“不動の1位”であることを内外に知らしめた。
そんなAQUOSのワンサイドゲームだった2020年の結果から、2021年のXperiaはどのような戦略で巻き返しを図りにいくのか。ソニーの答えが14日の発表でわかるかもしれない。どのような内容が伝えられるのか、ファンならずとも注目していきたい。
参照元:ソニー、「Xperia」新製品を4月14日に発表へ–YouTubeで【CNET Japan】
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