アップルが新たに「探す」アプリの提供をスタートし、アップル製品の探索ネットワークを使って他社の製品も探すことが可能となった。周辺機器メーカーに探索ネットワークを開放するため、アップルのデバイス以外でも利用できるようになるという。
アメリカのコンピュータ周辺機器を開発・販売を行うBelkin 社からも対応するデバイスが発売予定。対応製品はiPhoneやiPad、iPod touch、Macの「探す」アプリに新しく導入された項目に追加されるため、自分の持ち物がどの位置にあるのか地図上で探せるようになるのだ。このサービスの登場により、探し物の時間も減って私たちユーザーの生活がより便利になっていくのかもしれない。
周辺機器メーカーも対応可能に
今回新しく登場したアクセサリプログラムは、やはり「他社製品でも利用できる」ことが重要なポイントと言えるだろう。アップルの提供する「探す」アプリはこれまでアップル製のデバイスのみに対応していた。セキュリティ面のリスクを考えると、自社製品のみに限定していたのは仕方のないことと言えるだろう。しかし今回、同社製品以外でも「探す」アプリが使えるようになったことで、アップル製品以外を使っているユーザーでも探し物のストレスを無くすことができるようになった。
対応機器としては、VanMoof 社の最新の電動自転車やBelkin 社のワイヤレスイヤホンなど。今後も対応機種が増えることが予想される。アップルが新たに発表したアクセサリプログラムで「探す」機能が周辺機器メーカーにも導入されるとなれば、生活の質が格段に向上しそうだ。
アップルによる「探す」機能が他社デバイスで利用可能になったことに加え、Googleアシスタントも、デバイスの「探す」機能強化に力を入れている。おうち時間でデバイスを利用中にどこに置いたのか忘れてしまうこともあるだろう。そんなとき、GoogleアシスタントでiPhoneの居所が分かるようになる。Nestスピーカーやスマートディスプレイに向けて、デバイスを探すように話しかけることで、通知できるような仕様へと変化させたという。さらにサイレントモードやおやすみモードに設定されていてもきちんと通知してくれるという優秀さだ。
自己管理も大切だが、探す手間を省くために機器に頼ってみるのもいいかもしれない。
参照元:Appleの「探す」ネットワークで、新たに他社製のアイテムを見つけることが可能に【Apple】
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