楽天モバイルがフィッシング詐欺に注意喚起! 不名誉なランキング1位が影響したのか?

楽天モバイルが公式ホームページでフィッシング詐欺の注意喚起を行っている。最近「フィッシング詐欺で騙られるブランド」ランキングでも1位になった楽天グループだが、そんなフィッシング詐欺が増えている事実を踏まえ、ユーザーに注意を促したのだろう。詐欺被害を拡大させないためのユーザーへの配慮と、ブランドイメージを損ねないようリスクマネジメントを考えた対応力を発揮した。
今回は楽天モバイルが発表したフィッシング詐欺の注意喚起について詳しく伝える。

楽天モバイルでもメールやSMSを使ったフィッシング詐欺が多発

楽天からのメッセージと勘違いしてついURLをクリックしてしまう人も

 楽天モバイルは「心当たりのない宝くじや懸賞に当選したというSMSにご注意ください」と題しフィッシング詐欺に関する注意喚起を行った。「申し込んだ覚えのない宝くじや懸賞に当選したというメールやSMSが届き、現金を受け取るための送金料や手数料を請求されたという相談が、全国の消費生活センター等の窓口に多数寄せられている」とフィッシング詐欺による被害が多発していることを明かしている。

 さらに「このようなメッセージには返信せず、記載されているリンクをクリックしたり、関わることがないようにご注意ください」と2つの事例を画像とともに公開。実在するサービス業者になりすまし、お金を受け取るための手続きと見せかけて届いたショートメッセージのリンクをクリックすると、送金料や手数料と称して現金が不正に請求されたり、クレジットカード番号などユーザーの個人情報を盗み取られたりすることがあるという。

(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)

楽天モバイルでは新たに5G周波数帯の電波が割り当てられ、さらなるユーザーの増加が予想される

 ネット詐欺対策用セキュリティソフト「詐欺ウォール」を提供するBBソフトサービス株式会社が公表したデータによると、2021年2月にフィッシング詐欺サイトで盗用されていたブランドは第1位に「楽天」、第2位には「Amazon」、3位には「三井住友カード」だったという。自身のグループが不名誉なランキングで1位になってしまったことも、今回楽天モバイルがフィッシング詐欺の注意喚起を行った理由のひとつなのかもしれない。

 楽天グループといえば、楽天ポイントでユーザーをグループ内に囲い込む「楽天経済圏」が拡大中。楽天カードの会員数が2,100万人を越えたり、金利は0.10%になる楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス・マネーブリッジの利用者残高が3兆円を突破したり、グループ全体でも絶好調。
そんな知名度を利用しようとする悪質なフィッシング詐欺に対し警告を発することで、勝手に名前を騙られてブランドイメージに傷がつきそうな危機を乗り切るリスクマネジメントはさすがという他ないだろう。どんな場面でもユーザーに向けた真摯な対応を取り続ける楽天グループの躍進に期待が集まる。

参照元:心当たりのない宝くじや懸賞に当選したというSMSにご注意ください【楽天モバイル

※サムネイル画像(Image:network.mobile.rakuten.co.jp

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