楽天モバイルがついにiPhoneをはじめ、アップル製品の販売を開始することを発表した。発表前日にアップルから告知された新色まで取り扱うことも明らかにされている。これまで「新プランの安さは魅力的だけどiPhone使いたいし…」と敬遠していたiPhoneファンも、このニュースで楽天モバイルへの加入を考えることになりそうだ。加えて現在キャリア各社が注力している5G回線のエリアマップを、楽天モバイルも公開している。各社の新プランがスタートしておよそ1ヶ月経ったこのタイミングで仕掛けてきた、楽天モバイルの狙いを考えていきたい。
楽天モバイルがiPhone販売開始！
人気のワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」も販売される
楽天モバイルは4月22日、プレスカンファレンスを開催した。そこで伝えられネットを大きくざわつかせたのが、「iPhone 12」シリーズをはじめとしたiPhone取扱いスタートの宣言だ。iPhoneは4月30日から販売開始するといい、それに先立ってWeb・店頭での予約もはじまるという。
さらにiPhoneだけでなく、カンファレンス前日にアップルから発表された「AirTag」など注目のアップル製品も取り揃えられるといい、これまでキャリア4社の中で唯一iPhoneの取扱いがなかったデメリットをしっかりと埋めてきた格好だ。
加えて楽天モバイルのHP上で5Gのサービスエリアも確認できるようになった。現在はまだ都心部でも5G対応エリアは限定的ながら、通信基地局の整備を急速に進めている楽天モバイルならば今後一気に広がっていくに違いないだろう。
楽天モバイルの実店舗にiPhoneが並ぶ日も近い
アップルの新製品登場を待って行ったとも思える絶妙のタイミングでの情報公開だが、その効果は絶大だったようだ。報道機関も「楽天モバイルにiPhone」を大きく報じ、Twitter上でも楽天グループ社長・三木谷浩史氏の「楽天モバイルから、iPhone 12 と iPhone SE が登場」というツイートに対してリプライが殺到。「ついに楽天モバイルにもiPhoneが！！」「ハンド買ったばかりですがSE出るなら機種変したい！」といったiPhoneを待ち望んでいたユーザーの喜びの声が多く聞こえており、さらには「Apple Watch は？」と、さらなるアップル製品の取扱いに期待を寄せるアップルファンの姿もあった。
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」をはじめ、3月から4月にかけてキャリア4社が相次いで新プランをサービス開始した。開始直後から新プランに移行するユーザーも多く見られたが、一方で「最初は様子見して利用者の反応を見てみよう」と現在比較検討を進めている慎重派のユーザーも少なくないことだろう。
そうした様子見ユーザーにとっても、今回の発表は大きな影響を及ぼすことが考えられる。「楽天モバイルはiPhone無いから除外」となっていたユーザーを、何人振り向かせることができるだろうか。楽天モバイルの加入数の勢いに今後も注目していきたい。
参照元：楽天モバイルからiPhone 12シリーズがまもなく登場【楽天モバイル】
※サムネイル画像（Image:network.mobile.rakuten.co.jp）