iPhone、アメリカの10代で圧倒的人気! 日本とアメリカでガラパゴス化するのか?

今、あなたの手元にあるスマートフォンはAndroidスマホ?それともiPhoneだろうか? Androidスマホは様々なメーカーが開発しておりバラエティ豊かな機種が展開されているものの、モバイル業界のソフトウェアは現状大きく分けてほぼこの2択となっている。どちらを手にするかはもちろん人それぞれ。世界的なシェア率はAndroidスマホが多いと言われているが、昨今はどうなってきているのだろうか。アメリカの若者を対象に行われた調査の、意外な結果を見てみよう。

世界的にはいまだAndroid派多数

(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)

シェア率の裏側には、価格面もありそうだ

 そもそもAndroidスマホとは、Android OSというグーグルが開発したオペレーションシステムが搭載されたスマホのこと。対してiPhoneは、iOSというアップルが独自で開発、提供しているオペレーションシステムを搭載したスマホだ。Android OSはオープンソースのためグーグル以外でも開発や利用が可能となっていることから、多くの企業によって多種多様な機種が発売されている。

 2014年以降、スマホのAndroid、iPhone、その他ソフトウェアの世界的なシェア率は約6:3:1の割合でAndroidが圧制してきた(2020年6月時点/KANTER社調べ)。中国国内ではAndroidシェア率が83%にも及んでおり、iPhoneユーザーはわずか。ファーウェイやシャオミなどのAndroid OSを搭載した自国メーカーが多いことが、高シェアに影響していると考えられている。
 となれば、アップルが提供するiPhoneは、自国アメリカでどのように受け止められているのだろうか。

今回の調査で出たiPhoneシェア率は、史上最高値を更新した

 投資会社のPiper Sandlerは、アメリカのティーンエイジャー7,000人を対象にパートタイムについてや支出についてなど様々なジャンルの内容について調査を実施。
 その中で「iPhone所持率」についても調査され、なんと88%ものティーンエイジャーがiPhoneユーザーであることがわかった。また、次のスマホとして選ぶ端末もiPhoneにすると回答したのは90%にも上った。

 2020年のアメリカ全体のiPhoneシェア率は43.1%(KANTER社調べ)であったが、若者たちの間でのトレンドは圧倒的にiPhoneであることが伺える。このiPhoneユーザー数の数字に伴って、日常の「支払い方法」についての質問項目も、1位の「現金」についで「Apple Pay」が2位となった。

 iPhoneは日本国内でのシェア率が圧倒的とも言われていたが、アメリカの将来を担う層でも同現象が起きているようだ。中国同様、ヨーロッパ諸国でもAndroidが優勢であることから考えると、もはやiPhoneは日本とアメリカにおいてガラパゴス状態なのかもしれない。
 OSの搭載機種数からすれば圧倒的差があるため、現状の数字でもiPhoneの強さは瞭然。しかし4月21日に「iPhone 12」の新色が発表されたり、世界中のリークを生業とするリーカーたちの発信する「iPhone 13(仮称)」関連のニュースについても予想されたことで、世界中にもっとiPhoneの波を起こすことができるだろうか。これからの動きにも期待したい。

【参照元】アメリカの10代の90%近くがiPhoneを使用~次はiPhoneを選ぶ若者も9割【iPhone Mania】

オトナライフ編集部
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