大手キャリアでも月20GBで月額3,000円前後の格安スマホ料金プランが登場しているのに、旧プランのまま月額1万円以上支払っている人も多いだろう。だが、月7,000円(年8万4,000円)も安くなると聞けば、面倒くさがり屋のオジサンでも重たい腰を上げてスマホのキャリア乗り換えを考えるのでは? そこで今回は、実際に筆者がauからUQ mobileに乗り換えてみたところ、料金が安くなるのはもちろん、とにかくメリットしかなかったのだ!
データ通信量が月3GB以下ならUQ mobileがお得!
ドコモの「ahamo(アハモ)」、auの「povo(ポヴォ)」、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」といった格安スマホ料金プランは、月20GBで月額3,000円前後と、従来のプランの1/2~1/3という驚きの安さだ。実は筆者はauユーザーで、「auピタットプラン」+「スーパーカケホ」+「Apple製品保証・Apple製品紛失保障」に加入しており、毎月の料金は1万円を超えていた。もし、auからpovoに乗り換えれば単純計算で月7,000円、年間では8万4,000円も安くなるのである。
だが、筆者はさほどデータ通信量は使っておらず、「My au」で確認したところ毎月3GB以下しか使っていないことが分かった。そうなると、筆者にとって月20GBのpovoは完全にオーバースペックである。そこで狙いを定めたのが、同じauのサブブランド「UQ mobile」だ。UQ mobileの新プラン「くりこしプラン」の詳細については→こちらで確認してほしいが、もっとも安い「くりこしプランS」なら月3GBで1,628円(税込)。しかも、余ったデータを翌月に繰り越せてお得に使えるのである。もちろん、UQ mobileなら店舗での乗り換えも可能なので、ネットが苦手なオジサンも安心だぞ!
「月3GB以下ならUQ mobileでキマリ!」と言いたいところだが、サブブランドと言えばソフトバンクの「Y!mobile」もある。そこで一応、Y!mobileの料金プランもチェックしておくことにしよう。
まず、単純に月額料金で見ると月3GBなら、Y!mobileは月額2,178円とUQ mobileより550円も高い。だが、Y!mobileはUQ mobileにはない「家族割」が適用できる。この場合は2回線目以降が1,188円も割引きされ月額990円となるのがポイント。ほかにも、今ならキャンペーンで1年間は実質4GBも利用できたりするのだ。
とはいえ、筆者は単身での加入になるし、データ繰り越しができるUQ mobileのほうがやはりお得ということになる。だが、auからUQ mobileに乗り換える本当のメリットはこれだけではなかったのだ……。
「au」→「UQ mobile」なら電話ですべてやってもらえる!
というわけで、筆者はauからUQ mobileに乗り換えることにした。通常のMNP(同じ電話番号での乗り換え)による乗り換えでは、自分でMNP予約番号を取得して、それを持って乗り換え先のキャリアで申し込みをするのだが、筆者は面倒くさがりなので、いきなりUQ mobileの公式サイトに表示されている電話番号から「新規申し込みセンター」に電話した。すると、MNP予約番号の取得から乗り換え作業までのすべてをオペレーターさんにやってもらえたのだ。また、ずっと気になっていたauで分割払い中のiPhoneの残金は、一括清算する必要はなく、そのままauに支払い続ければいいことも教えてもらえた。おそらく同じauグループの「au」→「UQ mobile」間の乗り換えなので、ここまでスムーズに手続きができたのだと思う。とくにネットが苦手な人には電話での乗り換えがオススメだ。
結局、これらの手続きにかかった時間はおよそ1時間。申し込みの電話から数日後には、新規申し込み受付完了のメールが届くので、ここから支払方法(クレカや銀行口座)の登録を行い、あとはUQ mobileのSIMカードが到着するのを待つのみである。
数日後、筆者のところにUQ mobileのSIMカードが届いた。筆者のスマホはSIMロック解除していないiPhone 8だったが、わざわざSIMロック解除をしなくても、同じau回線なので届いたSIMカードをさすだけで認識される。これも「au」→「UQ mobile」に乗り換えるメリットのひとつであろう。SIMカードをセットしたあとは、「my UQ mobile」を開いて回線切替を実行すれば開通作業は完了だ。
気になる月額料金だが、前月(au)は、iPhoneの分割代金やHuluの利用代金などを含めて月額1万3,268円かかっていたが、UQ mobileに乗り換えたあとは「くりこしSプラン」+「通話パック(60分)」で月額2,178円。これにiPhoneの分割代金やHuluの料金を合わせても5,489円で済んだ。実は筆者はHuluをauかんたん決済で支払っていたが、これもそのままUQ mobileで引き継ぐことが可能であった。
このように、「au」→「UQ mobile」への乗り換えは、同じauブランド同士なので非常にスムーズに行うことができた。おそらく、Y!mobileへの乗り換えならここまで簡単ではなかっただろう。
いかがだろうか? スマホの乗り換えをするだけで、筆者の場合は月額7,000円以上、年間8万4,000円以上も得したことになる。面倒くさがらずに、アナタも今すぐスマホ料金の見直しをしてみよう。なお、ネットでの手続きが苦手でないのであれば、さらに料金が安い格安SIMもある。詳しくは→こちらの記事で確認してほしい。
●UQ mobile「くりこしプラン」(公式)は→こちら
●Y!mobile「シンプルS/M/L」(公式)は→こちら