iPhoneはコロナ禍でも圧倒的な人気を博しているようだ。iPhoneといえば日本やアメリカではAndroidスマートフォンをしのぐほどのシェアを獲得しているが、アジアやヨーロッパ等、他の地域ではそこまでの熱がないことでも知られている。しかし今回発表された調査で、2021年第1四半期に世界全体で12兆円とも言われるスマホ出荷額の半分近くを担うほどの売上を記録していたことが判明した。
今回は、すでにスマホ業界を牽引する存在となっているiPhoneについてお伝えしていきたい。
アップル、世界のスマホ売上額の40%を占める
5月17日に発表されたカウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ(カウンターポイント社)の調査結果によると、2021年第1四半期の全世界スマートフォン出荷額は第1四半期としては過去最高となる1,130億米ドル(約12兆円)となった。中でも存在感を示したのがアップルで、42.0%という高いシェアを記録。2位の韓国・サムスン(17.5%)にダブルスコア以上の大差をつけての1位となった。
3位以下には、3位・OPPO、4位・Vivo、5位・Xiaomiと、中国のスマホメーカーがランクイン。近年日本でも中国製のスマホが流行しているように、世界的にシェアを広げていることが明らかになった。
出荷台数ではサムスンに1位を明け渡したアップルだが、逆に言えば少ない台数で圧倒的な差をつけて売上トップに輝くのは並大抵のことではない。その裏には、「高いけどアップルの技術力には信頼を置いているから買う」というアップルファンの熱い支持があったのだろう。
また2020年の第1四半期と比較すると34.4%が42.0%となり、8ポイント近い伸びを記録している。あくまで机上の空論だが、2021年も同じように年末に新型iPhoneをリリースするなどでこの勢いを再現できたとすれば、50%に到達することもあり得るのかもしれない。世界シェアの半分を獲得したとなれば、iPhoneとAndroidスマホの立場も逆転し、“人類みなiPhone”なんて時代が来ることに。
現在iPhoneは「iPhone 13(仮称)」等、新型機種のリーク情報が飛び交っている状況だ。その中には「コロナ禍の時代に即してTouch IDを復活させる」「カメラが大幅に進化する」といった具体的な情報から、「アップルが折りたたみ式iPhoneを開発している。その形状は~~のようだ」といった鋭意開発中の機種情報までさまざまだ。
真偽不明のニュースながら、新たな情報が飛び出すとそのたびに世界中から熱い視線を送られることになる。それだけ世界のアップルファンが今か今かと心待ちにしているという証でもあるだろう。私たちもアップルの正式発表を正座待機で待ち続けたい。
参照元:カウンターポイント公式HPは→こちら
※サムネイル画像(Image:hanohiki / Shutterstock.com)