2020年に突如世界を襲った新型コロナウイルス感染症の影響により、世の中の企業で急遽の対応を余儀なくされたテレワーク。しかし半強制的な移行となったものの、通勤時間を削減できたり自分のペースで働けるようになったりと、近年推進されていた働き方改革への好影響も期待されている。今回はそんなテレワークで気になる、通信環境についてのランキングをお伝えしていきたい。
ポケットWi-Fiの業界シェアが発表される
これまでの世の中では会社のオフィスに出勤し仕事をするのが一般的だったが、テレワークの普及により、自宅にいながら仕事をすることも珍しくなくなってきている。だがその場合、多くのサラリーマンがPCをはじめデジタルデバイスでの作業となるため通信環境の整備は必要不可欠となってくる。
以前から自宅にネット環境を整えていた人ならいいのだが、これまで自宅にインターネット回線を引いていなかった場合に便利なのがポケットWi-Fiだ。手のひらサイズでどこにでも持ち運べるほか、スマートフォンと同様に5Gにも対応している機種も多く登場してきており、自宅でも外出先でもストレス無く高速通信ができることも人気の秘訣だ。
モバイルWi-Fiと光回線の情報サイト「マクリンネット」は5月28日、「テレワークでポケットWi-Fiは不便?契約ポケットWi-Fiと容量について」の調査結果を発表。ポケットWi-Fi利用者の様々な実情が明らかとなった。
その調査によると、ポケットWi-Fiユーザーに好んで使われていたポケットWi-Fi会社の3位は「ソフトバンク」。135人中15人が利用しているといい、およそ11%の支持率となった。そして2位には18人でUQモバイルの「UQ WiMAX」がランクイン。UQモバイルはauのサブブランドだが、auが5位に沈む中メインブランドに代わって上位に食い込んできた。
そして栄えある1位となったのは「ドコモ」。20人の回答者が利用しており、15%近いシェアを獲得している計算だ。スマホ通信業界で断トツのシェアを獲得しているドコモは、ポケットWi-Fi業界でもその人気は不動のものとしているのだった。
実は今回の調査では、ランキング上位にスマホキャリアとそのサブブランドが多くランクインしている。しかし首位・ドコモこそスマホ通信業界と同じトップシェアとなったがものの、それ以外はUQ WiMAXが大健闘を見せるなどあまりリンクしている感を見せない並びとなった。
一方で「ポケットWi-Fi会社を選んだ理由」についての記述には、「スマホと同じところを選んだ」というユーザーも多くみられる。もしかすると今後のPRの方法次第では、キャリア業界での影響力を活かしてポケットWi-Fi業界でもシェア拡大を図ることができるかもしれない。テレワークはこれからも文化のひとつとして定着する気配が濃厚なだけに、ポケットWi-Fiのシェア争いにも注目していきたい。
出典元:【実は・・】テレワークでポケットWiFiは不便?みんなが契約しているポケットWiFiと容量を徹底調査【マクリンネット】