【5月】中古スマホ取引数ランキング、iPhoneが上位8位までを独占!

新品だけでなく、中古スマートフォンの市場でもiPhone人気はやはり健在だ。ウェイブダッシュが運営するフリーマーケットサイト「ムスビー」における2021年5月の中古スマホランキングで、トップ10のほとんどをiPhoneシリーズが占めたのだった。日本は世界的に見ても突出してiPhone人気が高い国だが、そのシェアも納得のランキングとなっている。今回は、中古スマホ市場でも猛威を振るうiPhone旋風についてお伝えしていきたい。

iPhoneシリーズ、中古スマホ市場上位を独占!

iPhone軍団に占領された中古市場ランキング。iPhone 12が出回ればさらに独占する可能性も(ムスビー調べ)

 フリマサイトのムスビーで5月中に取引されたスマホのランキングによれば、1位に輝いたのは2017年9月に発売された「iPhone 8」だった。iPhone 8は前月のランキングでも同じく1位を獲得しており、連覇する格好となった。さらに2位には「iPhone 7」、3位も「iPhone SE(第2世代)」と、トップ3すべてiPhoneシリーズだ。
 さらに4位以降を見ていっても次々と各種iPhoneが並ぶ状況で、ようやくiPhoneシリーズ以外が出てきたのは9位。前月8位から1ランクダウンしたサムスン「Galaxy A21 SC-42A」が登場するのみとなった。10位までで9種類のiPhoneが勢ぞろいする、まさに日本のiPhone人気を象徴するようなランキングとなった。

(Image:ALDECA studio / Shutterstock.com)

現在の最新機種・iPhone 12も年内にこのランキングに登場するのだろうか

 iPhoneが日本で人気なのはもはやいうまでもない事実だ。5月にアウンコンサルティングが発表したスマホの「主要OS・機種シェア状況」でも、日本におけるiOSのシェアは66.00%となっている。つまり日本では3人のうち2人がiOS・iPhoneのユーザーであるというのだ。それだけ高い需要があったのならば、たしかにトップ10を独占してしまう勢いも納得と言えることだろう。ちなみに世界全体で見るとiOSシェアは26.99%だといい、世界的にはAndroidスマホのユーザーが圧倒的多数派なのだ。この部分でも日本はガラパゴス化してきていると言えるだろう。

 実はこのランキング、2020年の年末に相次いで発売されたiPhoneの最新バージョン「iPhone 12」シリーズは含まれていない。一瞬意外なように感じるかもしれないが、考えてみれば「中古市場に流通する=手放すユーザーが一定数いる」わけで、最新機種を手放す人がそれほど多いわけがないのだ。むしろ2020年4月発売の第2世代iPhone SEが発売からわずか1年で3位に入っていることのほうが異常と言えるかもしれない。
 現在その登場が心待ちにされている「iPhone 13(仮称)」シリーズがリリースされたタイミングで、iPhone 12も一気に市場に出回ることになるだろう。高価なiPhoneを1年で買い換えるような流行の最先端を行くユーザーがいるからこそ、フリマにも新しい機種が出回り中古市場がにぎやかになっていくのだろう。筆者にはそんな財力が無いため真似することはできないが、経済を回すことに貢献している熱狂的なiPhoneユーザーたちをこれからもひっそりと見守っていきたい。

出典元:2021年5月 ムスビー中古スマホ人気ランキング【ムスビー

※サムネイル画像(Image:ALDECA studio / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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