ソフトバンクが正しいスマホの持ち方を紹介し、話題となっている。日常的に長時間スマホを使用する人が多くなっている今、悪い姿勢から「スマホ首」や「ストレートネック」になってしまうというのはよく聞く話だが、どうやら注意しないといけないのは首だけではないようだ。誤った持ち方をしていて手首や指を痛めてしまったり、最悪の場合、指が変形してしまう、なんてこともあるのだという。どんな持ち方が正しくて、どんな持ち方がNGなのだろうか。普段の自分の持ち方と合わせて、確認してみてほしい。
「片手で持って片手で操作」はNG! 小指で支えてしまうと…
ソフトバンクは6月18日、同社が運営するウェブサイト「ソフトバンクニュース」で、富永ペインクリニック院長の富永喜代医師に取材した「スマホの正しい持ち方、NG例」を紹介した。それによるとスマホを操作する際に手指に負担をかけないポイントは、スマホの重さを分散させることにあるのだそう。
つまり「両手で持って両手で操作する」方法が、最も負担が少なくなるのだという。片手で持つ場合は、両手で操作するよう心がけ、指と手の平全体で持つようにすれば、一箇所に負担が集中してしまうことが防げるとしている。
そして、やってはいけない持ち方として、「片手で持って片手で操作する」方法を紹介している。これは最も手指に負担がかかってしまうのだとか。さらに片手で持つ場合、無意識のうちに小指をスマホの下側に添えて支えていることはないだろうか? この小指でスマホを支える持ち方、今すぐにやめた方が良さそうだ。なぜなら、関節が弱い小指に負担がかかることで、痛みやしびれ、変形なんてことも引き起こしかねないからだ、とソフトバンクの取材に対し富永医師が注意を呼びかけている。
やってしまいがちな横向きの持ち方に要注意!
また、ソフトバンクはゲームや動画などを視聴する際に、スマホを横向きにして長時間使用する場合の持ち方についても言及している。実はスマホを横向きで持つのは、手首の関節をひねる必要があるため、より手首を痛めやすい持ち方なのだという。横向きに持つ場合は、脇を締めて腕と手首がまっすぐになるように持つと良いのだそうだ。
さらにソフトバンクは、腱鞘炎や小指の変形を伴う関節炎、指の第一関節に痛みや腫れ、変形が起きる「ヘバーデン結節」など、長時間のスマホ使用で引き起こす可能性のあるさまざまな症状と、富永医師がおすすめする簡単なセルフマッサージ方法も紹介している。普段スマホを長時間使うことが多い、という人はぜひ参考にしてみて欲しい。
今後もますますスマホを利用する機会が増えていきそうだからこそ、正しい利用方法を知り正しくケアをしていくことは、スマホと暮らす私たちにとって大事なことかもしれない。
参照元:その持ち方、手指に危険かも……。スマホの正しい持ち方やNG例、解消マッサージ方法を医師が解説【ソフトバンクニュース】