今秋にウワサされる「iPhone 13(仮称)」の発売も期待されているが、iPhoneシリーズの中でも日本人に特に人気が高いと言われているのが「iPhone SE」シリーズだ。2016年に発売された初代の「iPhone SE(第1世代)」も、2020年4月に発売された「iPhone SE(第2世代)」も、ともに根強いファンがいることで知られている。そんなiPhone SEの新世代が2022年に発売されるとウワサされ、話題になっている。Macworldが予想したスペックや価格をもとに、新世代iPhone SEの詳細を見ていこう。
日本人に人気のiPhone
そもそも世界的に見てもiPhone自体の人気が高い日本。他国ではAndroidスマートフォンのシェア率が過半数を超えているが、日本国内のiPhoneシェア率は57%を超えている(出典:ウェブレッジ調べ/2021年5月現在)。
2008年に日本で最初に発売された「iPhone 3G」から、現状の最新モデルである「iPhone 12」ラインまでかなりのハイスピードで進化し続けてきたiPhoneだが、中でもファンが多いと言われているのがiPhone SEだ。
2020年に発売された「iPhone 12 Pro」では最大容量モデルが約14万円にものぼるほど高額化、さらにサイズも6.1インチと巨大化している中で、同年に発売されたiPhone SEの第2世代は半分以下の6万円台とリーズナブル。サイズも使い心地を意識し、「iPhone 8」モデルを継承した4.7インチを採用しているとあってそのデザインに魅力を感じている人が多いようだ。
低価格やコンパクトさ故、多少スペックに差が見られたiPhone SE。現状発売されている第2世代はA13 Bionicチップを採用しており、最大13時間のビデオ再生が可能なバッテリーを搭載している。また、認証システムは「Touch ID」のみで、5Gは非対応だ。
対してMacworldが予想する第3世代は、iPhone 13シリーズに搭載されるであろうA15 Bionicチップが採用されるとしている。性能としては処理能力アップや消費電力削減が期待されるため、バッテリーの持ちが向上する可能性が高い。また、搭載カメラに関してもフロントは700万画素から1,200万画素にアップグレードされるかもしれないという。
さらに、TF Securitiesのアナリストであるミンチー・クオ氏によると、5Gにも対応することが予想されている。しかしそれでいて予想販売価格は日本円で54,780円~と、これまでのiPhone SE同様にリーズナブルな価格だ。
2020年に発売されコンパクトサイズが売りだった「iPhone 12 mini」は、8万円台~と高額であったこともネックとなり販売数が伸び悩んだ。第3世代のサイズ感に関しては現状不明だが、今回も4インチ台もしくはiPhone 12 mini同様のサイズであれば、コンパクトサイズのiPhone再登場といったところだろうか。
予想価格が実現すれば、5G対応iPhoneで最安値となる。Androidスマホからも魅力的な機種がどんどんと登場しているが、まだまだiPhone人気も衰えることはなさそうだ。
参考元:iPhone SE(第3世代)がA15搭載、5G対応し税込54,780円で来年発売?【iPhone Mania】
出典元:WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界)【webrage】
※サムネイル画像(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)