スマホの便利な機能に“テザリング”がある。いったいどんな機能なのか? ここでは、今さら聞けないWi-Fiのキホンをしっかりと解説しよう。これでもう若い後輩にもバカにされないぞ!
一言で言うとスマホをWi-Fiルータにすること
スマホには「テザリング」という機能があるのをご存じだろうか? 「テザリング」とは、LTEなどでデータ通信できるスマホからWi-Fi電波を発し、そのWi-Fi電波を受信できるほかのスマホやタブレット、PCなどを接続する技術のこと。つまり、スマホがWi-Fiルータの親機になり、周囲にある複数の子機(タブレットやPCなど)をWi-Fiで同時接続できるようになるのだ。初心者には手順がやや難しく感じられるだろうが、スマホを手動でWi-Fi接続した経験のある人なら、すぐに利用できるようになるはずだ。
このテザリングを利用すれば、たとえば、自分のタブレットやPCなどでもネット続続するために、別途SIMカードの契約をしなくてもよくなるので、データ通信費を節約することができるのである。
スマホのテザリングを有効にする手順
他のスマホでテザリングに接続する手順
テザリングを行うときの注意点は?
テザリングの設定方法はAndroidとiPhoneでは異なるが、Androidは設定から「テザリングとポータブルアクセス」で、iPhoneは設定の「インターネット共有」からテザリングを有効にすればいい。Wi-Fiを受信する子機側は通常のWi-Fi接続とまったく同じ手順でスマホのWi-FiのSSID(ネットワーク名)を選択してパスワードを入力するだけでOKだ。
ただし、現在、auとソフトバンクでは20GB以上のプランの場合、テザリングするには月額500円のオプション利用料がかかる(ドコモは無料)。また、格安SIMを利用する場合、au回線でau製のiPhoneを利用する場合は、テザリングができない機種も多いので、事前に確認しておくほうがよいだろう。