楽天、5G技術をドイツ企業に本格輸出も楽天モバイルユーザーからは不満の声が続々な理由

楽天グループの持つ5G技術が、世界の舞台で活躍を始めることになるかもしれない。というのも、楽天グループがドイツ企業にその技術を輸出することが明らかになったからだ。世界にその名をとどろかせることになるかもしれない楽天グループだが、意外にもネット上からは“とある指摘”をはじめ好意的でない反応も少なからず出てきているようだ。果たしてその指摘とは…。

楽天グループ、独自開発の5G技術をドイツに輸出!

5Gはもうすぐそこに来ている?

 楽天グループは8月5日、オンライン記者会見を開催。その中で三木谷浩史会長兼社長が、「通信基地局への設備投資コストを抑えられる」という自社の持つ5G通信技術の輸出に本格的に取り組むことを宣言。その第一歩目として、ドイツの通信会社と2,000億円以上の金額で提携を結んだことも明らかにした。

 この通信技術では、「高価な専用機器を使わずデータ通信や音声通信をクラウド上で制御することで、基地局への投資額を抑えることができる」という。報道によればこの技術により通信網の整備や保守・運用といったコストが4割前後も削減できるようだ。

 楽天グループのひとつ・楽天モバイルでは、「フル5G」と呼ばれる最新の通信技術の実証実験に成功したことも伝えられていた。最新技術とコスト削減が両立する通信網で、キャリア参入わずか1年ちょっとの楽天モバイルが、世界に飛び出していくことになるのかもしれない。

思い切った海外進出は成功するか否か

(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)

5Gどころか4Gの電波も届かないという声も

 この朗報に楽天モバイルユーザーもさぞ喜んでいる…と思いきや、ネット上からはあまり喜びの声が聞こえてこない。「海外に技術提供する前に国内の楽天回線の環境を改善してほしい」「プラチナバンドの取得も懸命に」など、いまだに整備しきれていない国内の自社回線のことを優先すべきというユーザーが多く見られた。7月には「21年夏頃」としていた自社4G回線の人口カバー率96%への到達時期を、世界的な半導体不足を理由に「2021年内」に改めたことで話題となったばかり。4G回線すら思い通りに普及が進んでいない中で、5G、さらには海外へと目を向けているのは、さすがにユーザーとしても違和感を覚えてしまったのだろう。

 一方で「国内を充実させるために金がいるんやね」と、2020年に携帯通信キャリアへと転身して以降、ユーザー確保のため先行投資を続ける楽天モバイルの懐事情に理解を示す意見も聞こえてきた。また、「コピー商品ができるようなリバースエンジニアリングされないような仕組みを入れてから出荷してほしいと願う」と、楽天グループがようやく開発に成功した最新技術が海外に流出することを懸念する声も挙がった。

 国内ユーザーの電波事情という難題を抱え続ける楽天モバイルだが、この海外進出は吉と出るか凶と出るか。今後の進展に注目していきたい。

参照元:楽天、5G技術を本格輸出 独企業に、2000億円超【時事ドットコムニュース

※サムネイル画像(Image:Saranya Phu akat / Shutterstock.com)

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