株式会社こどもりびんぐが展開するリサーチ事業「シルミル研究所」では、女性が選ぶおすすめの商品やサービスを調査し、「ウーマンリサーチ」にてランキング形式で発表している。今回は、シルミル研究所が2021年7月、全国のweb会員786人から回答を得た「スマホの通信事業者/新料金プラン」に関する調査の結果を見ていくこととしよう。
“利用率”と“総合満足度”では、全く異なるブランドがランクイン
ではさっそく、女性たちが選んだ「スマホの通信事業者/新料金プラン『利用率』ランキング」を見ていくこととしよう。第3位に「au(KDDI)」、第2位に「ソフトバンク」、第1位に「ドコモ」という結果となった。ドコモを利用する人からは「安心のブランド力があり、信頼できます。つながりやすく海外でも問題なく使用できます」(大阪府・30代)などのコメントが寄せられた。やはり大手3社の信頼と安心感は大きいようで、利用率トップ3を占める結果となった。
一方で、「総合満足度」という観点のランキングでは、顔ぶれがガラッと変わる。第3位「mineo(オプテージ)」、第2位「UQモバイル」、第1位「OCNモバイルONE(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)」だった。OCNモバイルONEを利用する人は「通信速度は問題ないし、使いやすい」(兵庫県・60代)などと、メジャーなブランドでなくとも使用感やサービス内容に満足している人が多いようだ。
そして「推奨度」に焦点を当てたランキングでは、1位は「楽天モバイル」が輝いた。「1GBまで0円」という前代未聞の従量制プランは、他人に勧めたくなるほどのインパクトを残したことがうかがえる。また、2位には満足度1位の「OCNモバイルONE(エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ)」、3位にも満足度2位「UQモバイル」と、満足度上位が並んだ。
ユーザーが「満足している」というサービスがひしめく中で、それらのサービスを軽々と追い越して「最も推奨したい」と言わせる楽天モバイル。これは今後さらなるおトクなサービスが登場することを望む期待のあらわれなのかもしれない。
今回の調査によると、会社用スマホを除く「自分専用のスマホを持っている」と答えた人89.8%のうち、スマホのキャリアや携帯ブランド(契約先)を変更したことがある既婚者に限定すると、契約先を最終的に決める権限を持つのは75.9%が「自分」(妻)、23.0%が「配偶者」(夫)だという回答結果だった。このことから、家計の財布を妻が管理している家庭がかなり多いことがお分かりいただけるだろう。女性に限らずとも、倹約するのが得意な人の意見を取り入れ、満足できるサービスと納得できる料金プランを見つけていただきたいものだ。
出典元:結局オトクはどれ? 女性が選ぶ「スマホの通信事業者/新料金プラン」【あんふぁんWeb】