利用しているAndroidの動作が遅くなるとストレスを感じるものです。定額プランに加入しているわけですから、それなりにサクサク利用したいと考えるのは当然。しかし、Androidは精密機器でもあり時に動作が重くなることもあります。
でも、Androidの動きが遅いということで、すでにストレスを感じる中、ショップに足を運ぶ手間を考えるとさらに大きなストレスになります。そこで今回、ショップに問い合わせる時間を省いて早期にAndroidを軽くする方法を紹介します。
Androidが重くなる時に考えられる5つの原因
Androidが重くなる時に、考えられる大きな原因は5つあります。
●ストレージ不足
●メモリ圧迫
●接続不良
●アプリの問題
●Androidの故障
この5つが、よくある重くなる原因です。この原因を解決できれば、Androidを軽くすることができる可能性は高いでしょう。ここからは、紹介したAndroidが重くなる原因の解消法を紹介していきますので、お困りの方は試してみてください。
Androidを軽くする12つの方法
Androidが重くなる原因は多いものの、スマホが苦手な方でも簡単に試すことができる解消法も多いです。どんな解決法があるか、一つずつ詳しく紹介していきますので参考にしてみてください。
ストレージに空きを増やす
Androidは、端末本体の中にどれだけの容量が保存できるか決まっています。専門用語ではストレージと言いますが、Android端末によってストレージ容量は異なります。
多くのデータを保存するのであれば、ストレージの多い端末を選ぶのですが、機種変更をしてからそれなりに経過すると思いの外ストレージはパンパンになってしまいます。
冷蔵庫内に隙間なく商品を詰め込むと、冷蔵機能は低下します。同様に、携帯電話も本体内部がパンパンの状態になると正常に機能できなくなります。
Androidの動作を軽くするために、ぜひ一度「設定→デバイスケア→メニュー→ストレージ」から、ストレージ容量を確認してください。
写真や動画、アプリなど色分けで使用量が確認できますので、削除できるアプリを優先的に削除することをおすすめします。
不要なアプリを削除する
Androidを軽くするために、ストレージの空きを確保すると紹介しましたが、思い出の写真や動画より不要なアプリを削除することをおすすめします。
一度インストールしたアプリの中で、もう何年も何カ月も開いていないというアプリはありませんか?
アプリ一つひとつの容量は分かりにくいのですが、使わなくなったアプリを数個削除するだけで意外とストレージに空きを作ることはできます。
ストレージの空きを確保する方法はさまざまですが、優先的にお試しして欲しいのは、不要なアプリの削除です。
Androidを再起動する
Androidの動作が重くなった時に限らず、不具合が起きた時にも試して欲しいのは再起動です。ストレージ問題とは関係なく、一時的に何かの拍子で動作が重くなることは珍しくありません。
端末の電源ボタンを2~3秒間長押しするだけでできますので試してみてください。
OS・アプリのアップデートを行う
Androidに限らず、スマートフォン全般で定期的なアップデートが必要になります。アップデートは続く時は続くので、正直アップデート中の数分も煩わしく感じます。
その気持ちは分かるのですが、Androidが重くなる原因として絶対とは言えませんが、アップデートを行なっていないということも要因になります。
Android本体のアップデートだけでなく、インストールしているアプリもアップデートが必要であれば、アップデートを行ってみてください。
安定したインターネットに接続する
AndroidはOSが最新で、スペックも最新であれば快適に使えるというわけではありません。もちろんスペックは高いに越したことはないのですが、そのスペックを快適に使える環境も必要になります。
逆に、Androidが数年も前に発売されているものは、速度は遅くなります。
もし、ハイスペックのAndroidをお使いの場合、数年前に発売されているAndroidをお使いの場合は、インターネット環境が問題になっていることもあるので改善できる方法があるのであれば取り入れてください。
不審なアプリの削除
見落としがちなのが、不審なアプリの削除です。ストレージにも余裕があり、OSも最新、インターネット環境も整っている時、実はひとつのアプリが原因でAndroidが重くなっていることがあります。
不審なアプリの削除は少々面倒ですが、Androidの問題を改善するためには必要です。
1.すべてのアプリを一時的にセーフモードにする
2.Androidを再起動する
セーフモードで再起動後、快適に利用できるのであれば、何かしらのアプリが要因になっています。ここからは、全てのアプリではなく一つひとつのアプリをセーフモードに切り替え再起動を繰り返し、再起動後の状態をチェックします。
再起動後も動作に変わりがないのであれば、セーフモードにしたアプリには問題はないということです。ここでセーフモード後に動作が快適になったアプリが不審なアプリとして断定できます。
アプリが多いとかなり地道な作業ですが、一度全てのアプリをセーフモードで再起動した後に、さくさく快適に利用できたのであれば軽くするためにも必要な作業になります。
キャッシュをクリアする
精密機器の動作が重いときに一度はお試しを促されるのがキャッシュのクリアです。
「設定→アプリ→ブラウザ→ストレージ」をタップして、キャッシュを削除しましょう。
バックグラウンドで動いているアプリを終了する
バックグラウンドで開いているアプリが多いのも、Androidの動作不良の原因です。
「設定→アプリケーション→アプリケーション管理→停止させたいアプリ」ここで強制終了することで開いたままのアプリを閉じることができます。
ウィジェット機能を控える
Androidにはワンタップで便利に利用できるウィジェット機能があります。
わざわざステップを踏んでアプリを開く必要がないので便利なのですが、ウィジェットで多くのアプリを利用していると動作に影響することもありますのでウィジェット機能は最小限にしておきましょう。
ライブ壁紙機能を控える
Androidは好きな壁紙に変えることができ、その中でもライブ壁紙機能は人気のツールです。しかし、ライブ壁紙機能は、バブルや光の動きもあるので負荷をかけてしまいます。
Androidの動作が遅いのであれば、ライブ壁紙機能は控えるようにしましょう。
Androidのウィルスチェックをする
Androidなど精密機器を使っているのであれば、ウイルスに感染する可能性はゼロではありません。動作が重く、思い当たる原因がない場合はウィスルチェックのアプリを利用して、ウィルスに感染していないかチェックしてみましょう。
バックアップをとって初期化する
最終手段になりますが、どの方法を試しても改善されないときは、Androidのデータのバックアップを行い初期化してみてください。初期化するにはリスクも付き物です。その一つがデータ損失なのですが、バックアップをしておけば改善されたAndroidにデータを戻すことは可能です。
機種変更にはお金もかかりますし、契約状況によっては修理費用が高くなってしまうこともあります。お金をかけずに行える最終手段ですので、これまで紹介した方法で改善できなかった時は、バックアップをしっかり行いAndroidの初期化を試してください。
Androidを軽くする12の方法で快適にAndroidを利用しよう
Androidは時に動作が重くなり、便利アイテムからイライラボルテージを上げるアイテムにもなります。何度も繰り返し同じ症状が起きると、面倒に感じてしまいますが、Androidの動作不良はできるだけ早期に改善しておくのが理想です。
●Androidの劣化が進む
●故障の原因になる
動作不良の状態を続けると、劣化は進み、最悪故障の原因にもなります。突然の故障で、バックアップできていなかった写真や動画がもう元に戻らないこともあります。
もし、紹介した方法で解決しない場合は、ご自身のキャリアに問い合わせてみてもらうことも検討してみてください。
※サムネイル画像(Image:Framesira / Shutterstock.com)