スマホを利用していて、画面が固まり動かなくなることがあります。フリーズしたときは、何が原因かわからず、どのように対処するべきか悩む人が多いでしょう。
そこで、この記事ではスマホがフリーズする原因から、対処法まで詳しく解説します。
スマホはどうしてフリーズするのか?
ここでは、なぜスマホがフリーズするのか、主な原因を詳しく解説していきます。
まず、はじめに「メモリ不足」についてです。
メモリの不足
スマホがフリーズする場合、多くはメモリ不足が原因と考えられます。メモリはRAMのことであり、スマホのデータ処理全般にかかわる重要なパーツです。
それぞれの機種ごとに、スマホのメモリは決められています。メモリをオーバーする処理をさせると、能力の限界を超える負荷がメモリにかかるためフリーズします。
たとえば、同時に複数のアプリを利用しているとフリーズすることが多いです。また、長時間スマホを操作していると、起動しているアプリの処理データが溜まっていき、フリーズしやすくなるため注意しましょう。
容量の不足
空き容量が不足しているため、フリーズするケースがこちらです。スマホが、正常な動作をするにはある程度の空き容量が必要となります。
しかし、長くスマホを使っていると自然と画像や動画、アプリなどのデータが溜まっていきます。それらのデータが容量を使うため、スマホ内の容量が不足することがあるのです。スマホの容量ギリギリまでデータを保存するのは望ましくありません。
本体が高熱になっている
スマホを使っていると、バッテリーが発熱して本体が高熱になることがあります。ある程度高熱になると、スマホは安全のために自動で電源が切れることが多いです。
ただし、熱によってスマホが正常に動作できなくなり、電源が切れずフリーズすることもあります。もし、スマホの本体が高熱な状態のままフリーズすると危険なため、すぐに電源を強制的に切りましょう。
スマホを長時間利用していると、バッテリーに熱がこもるようになり、高熱になりやすいです。また、充電しながらのスマホ利用やスマホケースでスマホ本体が密閉されるといった状況でも、発熱することがあります。
端末の不具合
スマホ本体に、何らかの不具合があるためにフリーズすることがあります。不具合の原因はさまざまです。
たとえば、落下の衝撃や水で濡れたことなどが故障の原因となります。スマホが正常に動作しなくなるため、フリーズしてしまいます。この場合は、自分で不具合の原因を探るのは困難なため、修理をするか買い換えるしか方法はないでしょう。
ウイルスの影響
スマホにウイルスが感染したことにより、動作が重くなりフリーズすることがあります。スマホに感染するウイルスの種類はたくさんあり、中にはシステムを破壊するものもあります。
不正サイトへのアクセスやウイルスが含まれたアプリのダウンロードなどが原因で、感染します。
基本的に、iPhoneの場合は公式ストアであるApple Storeで配布されているアプリしかダウンロードできない仕組みです。Apple Storeでダウンロードできるアプリは、厳しい審査を通過したもののみとなっています。
さらに、iPhone本体にも独自のセキュリティが施されているのが特徴です。そのため、基本的にiPhoneを利用していてウイルスに感染するリスクは小さいでしょう。
一方、Androidについてはセキュリティが甘いのが特徴です。さまざまなサイトからアプリをダウンロードすることができ、ウイルスに感染しやすいのです。そのため、Androidを利用している人はウイルスに注意しましょう。セキュリティソフトを導入していれば、ウイルスを回避することが可能です。
スマホがフリーズしたときの対処法
スマホがフリーズしたときには、どのように対処すればいいのか自分でできる対処法を紹介しますので、慌てずに試してみてくさい。
アプリを強制終了する
アプリを開いたらスマホがフリーズした場合は、使用しているアプリを強制終了しましょう。そのアプリが原因で、フリーズしていた場合は、終了させることで直ることがあります。
iPhoneであれば、ホームボタンを2度押しすることでアプリの使用履歴をチェックできます。そこから強制終了したいアプリを、上方向にスワイプすることで強制終了が可能です。
Androidのスマホでは、ディスプレイ下にあるナビゲーションキーの中にアプリの使用履歴の表示キーがあるためそちらを選びましょう。そして、フリーズしたアプリを左右のどちらかにスワイプすれば強制終了できます。
スマホを強制終了してから再起動する
アプリを強制終了するための動作も、受け付けない場合があります。この場合は、スマホを強制終了するしかありません。
Androidであれば、電源ボタンを長押しすることで強制終了できます。ただし、機種によっては電源ボタンと音量キーを同時に長押ししなければいけない場合もあるため注意してください。取扱説明書をチェックして強制終了の方法を確認しましょう。
iPhoneであれば、電源ボタンとホームボタンを長押しすると強制終了できます。10秒ほど長押しすることで強制的にiPhoneを再起動できます。
バッテリーを取り外す
Androidのスマホを利用している場合は、バッテリーを取り外してフリーズを直す方法があります。
電源の強制オフや再起動も、受け付けないケースもあります。この場合は、Androidの裏のフタを開けてバッテリーを取り外しましょう。バッテリーを外すことで強制的に電源は切られます。ただし、バッテリーを取り外すのは物理的に電源を切る方法であり、おすすめできません。バッテリーを外すことで、端末に不具合が起きてしまうケースがあるからです。
バッテリーを取り外すことを避けたいのであれば、販売元のキャリアやメーカーに問い合わせをしてみましょう。
スマホのフリーズを予防するための方法について紹介します。
定期的に再起動する
スマホを使っている人は、定期的に再起動することを心がけましょう。再起動することで、メモリをクリアすることができるからです。
スマホのメモリは、一時的にさまざまなデータを記録しておきます。その内容は、電源が一度切れればすべて消去されるのです。
しかし、スマホを再起動せずにずっと使っているとメモリのデータが一杯になってしまいます。それではスマホの動作に影響を与えてしまい、動きが悪くなっていき、最終的には頻繁にフリーズするようになるのです。そのため、定期的に電源を切って再起動することを心がけましょう。
アップデートが必要なら行う
AndroidとiPhoneどちらも、定期的にOSは更新されていきます。そこで、アップデートをきちんと行うことが大切です。
アップデートすることで、スマホのさまざまな不具合を解決することができます。アップデートしたことで頻繁にフリーズする問題が解消されるかもしれません。スマホをいつまでも快適に利用したいならば、アップデートをしっかりと行いましょう。
空き容量を増やす
スマホの空き容量を増やすことができれば、スマホが動作するために利用できる容量が増えます。空き容量が不足している状態では、アプリをまともに動作させることができなくなり、フリーズがよく起きるようになります。
空き容量を増やすためには、余計なアプリを削除すると良いでしょう。さらに写真や動画についても不要なものはどんどん削除するか、データを移すことをおすすめします。
大切なデータについては、スマホに保存しておくとデータが消えるリスクがあるためしっかりとバックアップしておきましょう。
使っていないアプリは、アンインストールすることをおすすめします。スマホを使っていて、常駐しているアプリがたくさんあると、その分だけ常にメモリを使ってしまうからです。
それでは、メモリの空き容量が不足してしまいフリーズを引き起こします。
最新機種に変更する
古い機種のスマホを利用している人は、フリーズが起きるリスクが高いです。スマホを長く使っていると劣化が進んでいき、さまざまなトラブルが起きる可能性があります。
フリーズがよく起きるようになり、いろいろな対処をしても改善されない場合は、スマホの機種が古いことが問題になっているかもしれません。
最新機種であれば、フリーズが起きるリスクは低くなるでしょう。フリーズを避けられるだけではなく、アプリの動作がスムーズに進むようになり、古い機種よりも機能性が高まっていて快適に利用できます。
スマホを使っていて頻繁にフリーズするようになったならば、最新機種への機種変更を検討してみましょう。
まとめ
スマホを利用していると、画面が固まってしまい操作が受け付けなくなることがあります。このような状態になったときはアプリを強制終了するか、スマホを強制終了すると良いでしょう。
また、普段から空き容量を増やして余裕を持たせておくことが大切です。この記事を参考にして、スマホのフリーズに対処してみてください。