最近のスマホは、高性能な機種が増えており、1台でも上手く使いこなすことが難しくなっています。そんなスマホを2台持ちしている人は、なぜ2台も必要なのでしょうか?
もしかしたら、自分が知らないメリットがあるのかもしれません。また、自分で2台持ちをしたいけれど、料金が二倍かかるため不安な人もいるでしょう。
そこで、この記事ではスマホを2台持ちする理由やメリット・デメリットなどについて紹介します。
スマホを2台持ちする理由とは
スマホを2台持ちする理由には、下記のようなものがあります。
●仕事用と私用で使い分けたい
●用途によって使い分けたい
●自分用と子ども用で分けて使いたい
●このような理由から、スマホを2台持つ人が一定数います。
●1台だけで、不便さを感じている人は検討してみてもいいかもしれません。
そんな2台持ちには、実はメリットもあります。
スマホ2台持ちのメリット
●組み合わせによってはお得になる
●用途に合わせて使い分けられる
●紛失やバッテリー切れのリスクを回避できる
この3つのメリットを感じることができるため、2台持っている可能性があります。詳しく、各メリットについて紹介していきますので御覧ください。
組み合わせによってはお得になる
スマホを2台持ちすると、聞くとお金がかかると考える人が多いかもしれません。しかし、組み合わせ方によっては料金を安くすることは可能です。
たとえば、大手キャリアで最低限の料金プランで契約をして、さらに格安SIMと契約すれば費用は安くなります。それぞれ特定の用途に特化させるプランを選ぶことで節約できるのです。
用途に合わせて使い分けられる
2台持っていると用途によって使い分けることができます。それぞれの用途に適した機種を選ぶことが可能です。
たとえば、おサイフケータイを使いたい場合はAndroidの端末が必要になります。一方でiOSでないと利用できないアプリも多数存在するのです。
さまざまな用途で、活用する場合は2台持ちの方が用途に最適な端末を持つことができます。
紛失やバッテリー切れのリスクを回避できる
2台持っていると不測の事態に対応しやすいのもメリットです。たとえば、片方を紛失してしまったとしても、もう一方は残っているため仕事などに支障は出ないでしょう。
また、スマホには別の端末の位置情報を探知できる機能があります。そのため、一方のスマホを紛失したとしても、残った方で紛失した端末を探すことが可能です。
Androidであれば、グーグルアカウントを利用することで端末の位置情報を表示できます。
iPhoneの場合には、iCloudで「iPhoneを探す」という綱目があり、そこから位置情報を調べることが可能です。
パソコンを用意しなくても、手持ちの端末ですぐに紛失した端末を見つけられるため、トラブルを避けられるでしょう。
このような3つのメリットが、2台持ちにはあります。メリットだけ見ると、「良さそうだし2台目を買おうかな」と思う人がいるかもしれませんが、購入する前にはデメリットも知っておく必要があります。
スマホ2台持ちのデメリット
2台持ちには、大きくこのような2つのデメリットが存在します。
●気をつけないとコストが2倍になる
●管理が面倒
気をつけないとコストが2倍になる
基本的には、スマホ2台分の料金がかかるため、コストが高くなるケースの方が多いです。きちんとプランを比較検討して、計算をしておかないと高い料金がかかってしまいます。
また、2台目のスマホの端末を購入するのにもお金がかかるでしょう。スマホを2台持ちしたいのであれば、気軽に契約するのではなくきちんと計算することが大切です。
管理が面倒
スマホを、2台持つ場合は手間がかかります。たとえば、画像や動画といったデータの管理が問題になることがあるのです。
両方のスマホでカメラを使って画像や動画を保存すると、大切なファイルがどこに保存されているのか見つけるのに苦労します。
また、AndroidとiPhoneをそれぞれ持つ場合は、使える周辺端末も変わってくるため、管理が面倒になりやすいでしょう。ACアダプタやUSBケーブルなどは端末やOSの違いによって同じものを使えないことがあります。
アカウントを管理するのも面倒になります。たとえばパスワードを忘れてしまう、どちらがどちらのパスワードなのかわからなくなるといった問題が生じるのです。
スマホ2台持ちする場合の組み合わせ方
スマホを2台持つ際には、どんな選択肢があるのか知っておきたいポイントについてまとめました。
2台持ちを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
大手キャリアと格安SIM
こちらはプランの選び方によって、費用を節約できるのが利点です。たとえば、一報を電話かけ放題にして、もう一方は用途に合わせたデータ通信のプランと契約します。そうすることで費用を抑えられるのです。
格安SIMを2台
格安SIMの中には、データ通信の費用が安いプランを用意している事業者から通話プランが充実している事業者まであります。組み合わせを工夫することで費用を節約できるでしょう。
たとえば、音声通話が月額1,000円前後のプランがあります。一方、データ通信のプランも容量によっては月額1,000円台の事業者があるのです。このようなパターンでは、たとえ2台と契約したとしても費用は安くなります。
注意点としては、格安SIMを2台持ちにする場合に回線の組み合わせも考える必要があります。auやソフトバンク、ドコモなどの回線から選ぶ必要があります。
同じ回線にする場合は、割引が適用されることがあります。別々の回線にする場合は、一方の回線に障害が生じてももう一つの回線を利用できるため、回線障害のリスクを避けられるのです。
たとえば、都会から離れた場所に住んでいる場合は、アンテナの数が少なくて回線の障害が起きるリスクがあります。
これまでスマホを利用していて、回線が不安定になったことがたくさんある場合は、異なる回線のスマホを持っておくと良いでしょう。そうすれば仕事でもプライベートでも常に安定して回線に接続可能です。
大手キャリア2台
大手キャリアのスマホを2台持つというケースは、料金的にはかなり高い組み合わせとなるため注意しましょう。
ただし、費用をあまり気にしないという人もいます。そのような人にとっては、大手キャリア2台持ちにすると豊富なサービスから選ぶことができるため満足度は高いです。
同キャリアで、2台持ちにすると費用を多少抑えることができます。
AndroidとiPhone
AndroidとiPhoneの端末を利用するという場合は、それぞれのOSでしか利用できないアプリはたくさんあります。
また、それぞれのOSごとに独自の機能や性能、サイズの端末を展開しているのが特徴です。用途に合わせて使い分けると良いでしょう。
たとえば、「おサイフケータイ」の機能はAndroidでしか利用できません。おサイフケータイが利用できるお店はたくさんあり便利なため、iPhoneを利用している人がおサイフケータイのためにAndroidの端末も所持することがあります。
異なるサイズの端末
用途によって、適した画面サイズは異なっています。4インチ程度の端末から8インチ程度の端末まであるからです。手の大きさが小さい場合には普段遣いとしては5インチ程度のものが持ちやすいでしょう。
ただし、どこかに端末を置いて動画をチェックしたり読書をしたりする場合は、画面の小さいものは目が疲れてしまいます。そこで、異なるサイズの端末を持っていると、場面に応じて使い分けられて便利です。
スマホを2台持つ際のコツ
これから、2台持ちする際に知っておきたいコツを紹介します。
1台を格安SIMの大容量プランにして片方をデザリング専用にする
2台持ちする際に、通信費をできるだけ抑えたいのであれば、1台を格安SIMで大容量プランにすると良いでしょう。
そして、もう1台はテザリング専用で利用するのです。そうすれば、通信費用は1台分だけであり、片方はデザリングによって快適にスマホでの通信を利用可能です。
デザリング専用にする場合は、SIMカードを使う必要はありません。たとえば利用していない古い端末を所有しているならば、そちらをデザリング専用として活用します。
この方法の場合は新しく契約することなく2台持ちにできるのです。2台を用途で使い分けたい人におすすめできます。
キャンペーンなどを活用する
これからスマホの2台持ちを検討しているならば、できるだけ費用を抑えるためにキャンペーンを活用しましょう。たとえば、乗り換えキャンペーンやキャッシュバックといったお得な機会を利用するのです。
また、家族割引や学生割引なども積極的に活用しましょう。これらの割引キャンペーンなどを利用することで2台持ちでも導入費用を最小限に抑えられます。
これから新しいスマホと契約する際には、どのような料金プランやキャンペーンがあるのか詳しくチェックしましょう。
まとめ
スマホは2台持ちすることで、それぞれ目的別に使い分けることができて便利な反面、コストや管理面をしっかり考える必要があります。しかし、プランの選び方によっては、かなり料金が安くなりますので、2台持ちする際には色々な組み合わせを工夫して使い分けましょう。
※サムネイル画像(Image:hurricanehank / Shutterstock.com)