9月24日に発売された「iPhone 13」。手に入れたという人のなかには、過去のiPhoneシリーズからではなく、Androidスマートフォンから乗り換えたという人もいるだろう。一方で、iPhone 13をまだ購入していない各OSのスマホユーザーは、購入したいと思っているのだろうか。
今回は、MMD研究所が15歳~69歳の男女6,517人を対象に調べた「iPhone 13シリーズに関する購入意向調査」から、OS別の購入意向の結果と購入を検討しているお店を紹介しよう。
iPhoneを頻繁に買い替える人の方が少ないのか?
まずは、iPhone 13シリーズの購入意向の調査から。「購入する予定」7.9%、「購入を検討している」14.7%、「購入する気はない」77.5%。OS別にしてみると、iPhoneユーザーは、「購入する予定」11.9%、「購入を検討している」21.8%、「購入する気はない」66.3%。Androidスマホユーザーは、「購入する予定」3.8%、「購入を検討している」6.4%、「購入する気はない」89.8%。全体を通して、購入意向にあると答えた人が22.6%だったことに対して、iPhoneユーザーは33.7%、Androidスマホユーザーは10.2%という内訳だった。
iPhoneは基本的に1年に1度、新シリーズが発売されるが、その度に買い替える人よりも、「今使っているiPhoneが壊れた」、「バッテリーの寿命がきたから」という理由で乗り換えるライトユーザーの方が多いだろう。3、4年同じiPhoneを使っているユーザーをよく見かけるし、iPhoneを購入するときは36カ月の分割払いなどもあり、数年単位で買い替えるというニーズも多いのだろう。もしかしたら、iPhoneが壊れにくい頑丈な設計にしているからこそ、新規への乗り換えが30%ほどに止まっているのかもしれない。
キャリアで購入する人が多い理由とは?
次に、iPhone 13シリーズを購入検討している人が購入する場所を紹介しよう。1位は「キャリアショップ」で、iPhoneユーザーが66.2%、Androidスマホユーザーが69.0%。2位は「アップルストア」で、iPhoneユーザーが17.3%、Androidスマホユーザーが10.2%。3位は「家電量販店のキャリアショップ」で、iPhoneユーザーが4.5%、Androidスマホユーザーが5.6%。家電量販店も含めて、キャリアショップで購入する人が圧倒的に多いことが分かった。
基本的にiPhoneは、アップルストアで購入する方が本体価格は安いが、キャリアで購入した場合はポイント付与などの付加サービスを受けられることが人気の理由なのかもしれない。また、今更SIMフリーに買い替えるのが面倒な人や、SIMフリーとキャリアを比較して総合的にどちらが安価なのか分からないという人もいて、使い続けたキャリアで買い替えを検討する人がいるのかもしれない。
筆者も「iPhone X」を使い続けて約3年だが、まだまだ衰えを感じない。iPhone 13シリーズのハイスペックさに魅力を感じるが、iPhone Xを手放すのをもったいなく感じてしまう。
出典元:iPhone 13シリーズ、iPhoneユーザーの33.7%、Androidユーザーの10.2%が購入意向【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:NYC Russ / Shutterstock.com)