もはやスマホで電話は時代遅れ!? 7割弱がLINEの音声通話を利用していることが調査から判明!

「携帯電話」はその名の通り、持ち歩ける電話だ。どこでも通話できることは、携帯電話の誕生当時は画期的な話だったのだ。しかし現代では電話以外にもメールやチャットツール、SNSなど連絡手段には事欠かない。むしろリアルタイムでやりとりしなければならない電話は、比較的選ばれづらい連絡手段となりつつある。そしていま、さらなる受難が電話を襲っていることが明らかとなった。

今回は、時代に飲み込まれつつある携帯電話の「電話」についてお伝えしていきたい。

この10年でスマートフォンが爆発的に普及していることが判明

スマホ端末の平均所有期間を見ると、短期間で買い替え・機種変更を行っていることがわかる(モバイル社会研究所調べ)

 NTTドコモ傘下の社会科学系研究所「モバイル社会研究所」は9月14日、「モバイル社会白書2021年版」のリリースを公開した。

 その中では「2010年2月時点では4.4%(2台目まで含む)だったスマートフォン比率が、11年後の2021年1月時点には92.8%に拡大している」ことや、「中学1年生の自分専用のスマホ所有率6割程度」「60代でスマホ所有率約8割、70代でも約6割」などのデータが伝えられ、現代社会へのスマホの浸透ぶりが如実にわかる数字が並んでいる。

 また、「平均所有期間が、フィーチャーフォン(ガラケー)が『5年2カ月』なのに対し、スマホは『1年11カ月』」と圧倒的に短期間で買い替えられている事実や、「買い替え時に重視する点は『端末価格』」であること。さらには「スマホ所有者の自宅での無線LAN(Wi-Fi)利用率は『91.3%』」などの興味深いデータが多く報告されている。筆者は、自宅にWi-Fiがあるのにも関わらず、月に二桁GBも使用するほど外出中に動画などを楽しむユーザーが多そうなことに驚きを隠せない。

音声通話の7割弱がLINE通話を利用している(モバイル社会研究所調べ)

 そして冒頭にお伝えした携帯電話の電話の衰退についてだが、「音声通話の利用率は、携帯電話所有者の7割弱が『LINE』」だと判明したのだ。たしかにLINEであれば、通話するほど頻繁にコミュニケーションを取っている相手はLINEの画面でも上位に表示されていることが多いはずだ。そこからワンタッチで音声通話をかけられるのであれば、電話の通話履歴からかけるのと手間は変わらないだろう。

 また、2021年に次々とスタートしたいわゆる「新プラン」などでは、電話による通話機能が「○分かけ放題」などのオプションとして付随していることも少なくない。オプションをカットしているユーザーは、なかなか電話が選択肢に挙がってくることもないだろう。さらにソフトバンクの「LINEMO」では、LINEによるデータ消費がゼロとなる「LINEギガフリー」という特典も。こうした独自のサービスによって他アプリによる通話が普及したことも“電話離れ”の一因となっているのではないだろうか。

 利便性の高い電話として生まれた携帯電話が、進化の過程で電話が使われづらくなってきているというのは少し皮肉のようにも感じる。次はどんな機能が生まれ、どの機能が衰退していくことになるのだろうか。今後も携帯電話の進化を見守っていきたい。

出典元:モバイル社会白書WEB版 2021年版【モバイル社会研究所

※サムネイル画像(Image:Nopparat Khokthong / Shutterstock.com

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