iPhoneの強制終了ができないときの原因と対処法を解説!

iPhoneが動かなくなったときに、よく試されるのが強制終了だと思う。ただ、いざ強制終了しようとしても、強制終了もできないということもある。そんなときに試してほしい方法をここでは解説していく。まずは、なぜ強制終了できないのか原因を把握しておこう。

iPhoneが強制終了できない原因

(Image:DenPhotos / Shutterstock.com)

ここでは、強制終了の妨げになっている原因について、よくある3つをまとめたので、当てはまっているか確認してほしい。

パーツの故障

強制終了ができないトラブルに遭うと、真っ先に本体の不具合を疑ってみよう。意外と、iPhone内部のトラブルではなく、強制終了に必要なパーツの故障が原因になっていることがある。強制終了する方法は、モデルによって異なるが、サイドボタンとホームボタンを使う方法が一般的とされている。

この必要なパーツが破損していたり、陥没していて上手く強制終了できていないことが考えられるので、目視で壊れていないかまずはチェックしてみよう。パーツに問題がなさそうなら、バッテリーの残量が関係している可能性がある。

バッテリー残量不足

iPhoneは、強制終了するためにも電力は必要となる。そもそも、バッテリー残量が少ない状態での強制終了は故障の原因にもなりかねない。

現状のバッテリーは、しっかり充電された状態か確認してみてほしい。バッテリー残量が不足している場合は、十分に充電して再度強制終了を行ってみよう。

パーツやバッテリーに問題はなさそうだが、強制終了が行えない場合は保護フィルムが影響をあたえている可能性も考えられる。

保護フィルムの劣化

iPhoneのディスプレイを衝撃から守るために使用する、保護フィルムが強制終了できない原因になることもある。

iPhoneは、静電容量方式を搭載しているが、保護フィルムの劣化などにより反応が鈍くなると操作に影響を及ぼす。

この反応が鈍くなった状態で、動作が上手く本体に伝わっていないので強制終了が行えない可能性があるので、保護フィルムを剥がして試してみるといいだろう。

ここまでの方法を試しても、強制終了が出来ない場合、もしかしたら初歩的な強制終了方法が間違っている可能性も捨てきれない。

使用しているモデルに合った、正しい強制終了を行えているか、次に紹介する方法を確認してみてほしい。

iPhoneの正しい強制終了方法

(Image:N.Z.Photography / Shutterstock.com)

まずは、iPhone X以降の最新モデルで強制終了を行う方法から紹介していく。

iPhone X以降の強制終了方法

1.音量ボタンと電源ボタンを同時に長押しする
2.「スライドで電源オフ」を横にスワイプする
3.電源が切れるまで待つ
4.音量ボタンと電源ボタンを長押しして電源を入れる

Face IDを搭載したiPhoneの強制終了方法

1.音量を上げるボタンを押して素早く放す
2.音量を下げるボタンを押して素早く放す
3.サイドボタンを押さえたままにする
4.Appleロゴが表示されたらボタンを放す

iPhone 8またはiPhone SE(第2世代)の強制終了方法

1.音量を上げるボタンを押して素早く放す
2.音量を下げるボタンを押して素早く放す
3.サイドボタンを押さえたままにする
4.Appleロゴが表示されたらボタンを放す

iPhone 7の強制終了方法

1.音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタンの両方を同時に押さえる
2.Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放す

iPhone 6sまたはiPhone SE(第1世代)の強制終了方法

1.音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタンの両方を同時に押さえる
2.Appleロゴが表示されたら、両方のボタンを放す

確認したところ、正しい方法で強制終了を行えているが、それでも強制終了ができない場合には次の方法も試してほしい。

iPhoneが強制終了できないときに試すべき方法

(Image:Farknot Architect / Shutterstock.com)

ここまで紹介した方法で、強制終了ができないときはパソコンを使用するか、いっそのこと一度諦めて電池が完全に切れるのを待つのも一つの方法だ。その他にも、AssistiveTouchが使用できたら、AssistiveTouchでの再起動も試みると上手く強制終了が行える場合もあるので次の方法を試してみてほしい。

AssistiveTouchで再起動する

強制終了に必要なパーツが原因の場合は「Assistive Touch」を利用してiPhoneを再起動しよう。

1.設定を開く
2.「アクセシビリティ」を選択する
3.「タッチ」内の「Assistive Touch」をオンにする
4.「最上位メニューをカスタマイズ」からアクションに「再起動」を追加する

強制終了とは異なりますが、再起動は可能ですので、もしiPhoneの調子が悪い場合は改善することもある。AssistiveTouchでも上手く行かない場合、パソコンを使用しての初期化が必要かもしれない。

パソコンでiPhoneを初期化する

Appleのサポートセンターでも勧められるが、iPhoneがどうにもこうにも反応しない時はリカバリーモードでiPhoneを初期化することになる。リカバリーモードとは、iPhoneをパソコンに接続することでバックアップや初期化してくれるが、このような注意点もある。

●時間がかかる
●iTunes・環境が必要になる
●初期化される

リカバリーモードは、何もできなくなったiPhoneに試す最終手段とも言えますが、初期化の状態に戻すのでバックアップを同時に行う。そのため時間を要しますし、リカバリーモードで初期化するためにはiTunesとネット環境が必要。

最大のネックとしては、初期化状態で立ち上がること。リカバリーモードでiPhone操作ができるようになるならいいが、初期化で立ち上がると困る場合は、一度自然にiPhoneの電源を落とすためにバッテリー切れを待つのも一つの方法としてある。電池が切れた後、充電コードを差し込んで、正常に充電できるという保証はないが、選択肢の一つのして頭に入れておくのもいいだろう。

iPhoneはできるだけ強制終了しないほうがいい

(Image:Ellica / Shutterstock.com)

iPhoneの強制終了は、本体故障やデータ破損などの原因になる可能性がある。できるだけ強制終了をしないためにも、普段からトラブルを防止する使い方を意識しておこう。

1.「AssistiveTouch」を設定しておく
2.不要なキャッシュは削除しておく
3.iOSは常に最新にしておく
4.アプリのアップデートも定期的に行う

iPhoneの強制終了が必要になりうる原因を増やさないためにも、万が一のトラブルに対処できるように普段から心がけよう。

※サムネイル画像(Image:DenPhotos / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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