iPhoneのタッチパネルが反応しないときには、原因を探して正しく対処しなければiPhoneが故障する可能性も考えられる。ただ、原因を探そうにもiPhoneのタッチパネルが反応しなくなる原因は多くあり、どれが問題でタッチパネルが動かなくなったのか判断が難しいと思う。
そこで、まずはよくあるiPhoneのタッチパネルが反応しない7つの原因から、当てはまる原因を特定してみるのがいいだろう。
iPhoneのタッチパネルが反応しない7つの原因
ここでは、目視できる原因と内部トラブルの原因から、よくあるタッチパネルが動かない原因を紹介していく。
最近水没してしまったなど、原因に心当たりがないか確認してみよう。
原因1.iPhoneの液晶汚れ
iPhoneのディスプレイは、指紋や皮脂など、はっきり目視できない原因でタッチパネルが正常に反応しなくなることもある。
最近、ディスプレイの掃除をしていない場合は、一度綺麗に拭いてみるといいだろう
原因2.保護フィルムの劣化
iPhoneのディスプレイを衝撃から守るために使用する、保護フィルムが原因でタッチパネルが反応しなくなることもある。
保護フィルムが浮いていたり、保護フィルムの劣化や2枚重ねにしている場合は保護フィルムが原因になっていることも考えられるので、一度剥がして操作できるか試してみるといいだろう。
原因3.ディスプレイのひび割れ
iPhoneのディスプレイが、ひび割れしているとタッチパネルの反応に影響する。
目視で確認できるほど、大きなひび割れ以外にも小さなキズでもタッチパネルの反応に影響を及ぼすので確認してみるといいだろう。
ひび割れがあり、タッチパネルの操作に不具合を感じた場合は修理して直すと解決する可能性が高いだろう。
原因4.本体が湾曲している
iPhoneをケースで覆って使用している場合と、すぐにiPhoneが使用できるように、ケースなしでズボンに入れている場合とでは、本体へのダメージは変わってくる。
もし、ズボンに入れているなど曲がるような使い方をしているという方は、圧力によってiPhone本体が湾曲していないか確認してほしい。
もし、湾曲している場合はタッチに対する反応が鈍くなり、反応しなくなっていることが考えられる。
原因5.水没・内部に水が浸入している
iPhoneのタッチパネルが反応しない原因のなかで、なかなか目視が難しいのが水によるトラブル。
水没した経験があるのであれば、内部に水が浸入しているかもしれないと予測できるが、iPhoneを水で濡らしたことがないという場合でも、水回りでの使用頻度が高い方は要因になっていることが考えられる。
この場合、基盤の故障によりタッチパネルが反応しなくなっているので、修理や交換が必要になるケースが多いので、一度専門店で見てもらうといいだろう。
原因6.バッテリーの膨張
長年同じ機種を使っている場合に、考えられるのがバッテリーの膨張だ。iPhoneのバッテリーは、時間が経ってくると劣化によりバッテリーが膨張してしまう。
膨張すると、ディスプレイが浮き上がってしまい、タッチパネルが反応しなくなることがあるので、長年同じ機種を使っている場合はディスプレイを変えるかバッテリー交換するか専門業者に見て貰う必要がある。
原因7.ソフトウェアのトラブル
タッチパネルと関係性を考えない方も多いが、ソフトウェアのトラブルからタッチパネルが反応しなくなることが考えられる。
もし、ソフトウェアのトラブルが要因であれば、タッチパネル操作以外にも不具合が起きやすいので、他の操作も誤作動が起きている場合はソフトウェアのトラブルを疑いましょう。
ここまで紹介した原因の、どれにも当てはまらない場合は本体の故障が考えられる。本体の故障となると、買い替えや修理が必要になるので一度専門店で見てもらう他ないだろう。
少しでも、タッチパネルが動くようであれば、次に紹介する「タッチパネルが少しだけ反応しない場合の対処法」をもとに対処してみることをおすすめする。
タッチパネルが少しだけ反応しない場合の対処法
iPhoneのタッチパネルが反応しなくなると、本体の操作ができなくなるので誰でも焦ることでしょう。
ただ、焦って間違った方法を取り入れてしまうと、逆に故障の原因になることもあるので、ここから紹介する対処法を落ち着いて取り入れてみよう。
ディスプレイを綺麗にする
静電容量方式を搭載しているiPhoneなので、タッチパネルが反応しないとき、ディスプレイを綺麗にすることで解消できることがある。
ここで、水を含んだ布などを使用するのはタッチパネルの横から内部に水が入ってしまう可能性もあるのでNG。綺麗な布で、優しくディスプレイの表面を拭き取ろう。
保護フィルムを剥がす
iPhoneのタッチパネルが反応しない原因でもありますが、保護フィルムを貼っている方は一度剥がして反応するか試してみよう。
保護フィルムが原因でなかった場合、少し勿体無い気もするが保護フィルムの買い替えで解消できるかもしれないので試して損はありません。
手を保湿する
iPhoneに搭載される静電容量方式は、人の体内に流れる電流をタッチパネルが感知している。
手の乾燥も、タッチパネルが反応しなくなる原因のひとつになるので、しっかり手の保湿をしてからタッチパネルが反応するのかチェックしよう。
iOSを最新バージョンへアップデートする
ここからは、タッチパネルが少しは反応している時に取り入れられる対処法を紹介していく。
まず、タッチパネルが少しでも反応するのであれば、iOSを最新バージョンにアップデートしてみましょう。
1.「設定」を開く
2.「一般」を選択する
3.「ソフトウェア・アップデート」で最新のバージョンにアップデートする
iPhoneのタッチパネルが全く反応しない場合は、iTunesでのアップデートも可能。
1.iPhoneとパソコンをLightningケーブルでつなげる
2.「iTunes」を起動する
3.「iPhone」のアイコンを選択する
4.「概要」を選択する
5.「更新プログラムの確認」を選択する
6.「ダウンロードしてアップデート」を選択する
7.画面の指示通りに進める
Windowsではなく、macOSのパソコンを使用する場合は、Finderを使ってバージョンアップしてみましょう。
1.「Finder」を開く
2.「iPhone」を選択する
3.「一般」を選択する
4.「アップデートを確認」を選択する
5.「アップデート」を選択する
再起動する
iPhoneの再起動が可能であれば、バグが起きている可能性を改善するためにも再起動が効果的な場合もある。
以下の手順に沿って、再起動を試してみてほしい。
【iPhone X/iPhone 11】
1.片方の音量調節ボタンとサイドボタンを同時に押す
2.「スライドで電源オフ」の表示を確認してへスライドさせる
3.Appleのロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しする
【iPhone 8/iPhone 7/iPhone 6】
1.サイドボタンを押す
2.「スライドで電源オフ」の表示を確認してへスライドさせる
3.Appleのロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しする
タッチ調整を行う
iPhoneでは、タッチ調整が行える。タッチ調整が可能であれば、タッチ調整で改善できないか試しましょう。
1.「設定」を開く
2.「一般」を選択する
3.「アクセシビリティ」を選択する
4.「タッチ調整」を選択する
5.「タッチ調整」をオンにする
3D Touchの感度調整を行う
3D Touchが反応せずに、タッチパネルに不具合が起きていることもある。3D Touchの感度調整も行ってみてください。
1.「設定」を開く
2.「一般」を選択する
3.「アクセシビリティ」を選択する
4.「3D Touch」を選択する
5.「3D Touch感度」のスライドバーを「弱い」に設定する
まとめ
iPhoneのタッチパネルが反応しないときは、原因にあった対処法を取り入れることで、タッチパネルの改善が望める可能性が高いでしょう。逆に、原因と対処法が違えばタッチパネルは反応しないまま。タッチパネルが反応しなくなったときには、今回紹介した原因から考えられる対処法を試してみてほしい。
※サムネイル画像(Image:Yalcin Sonat / Shutterstock.com)