iPhoneで電話をかけるとき、緊張するのが「連絡先」アプリで相手を選ぶ瞬間だ。名字が同じ別人をタップしてしまうと、間違い電話をかけてしまう。そういった誤発信を防ぐにはSiriで特定のキーワードを登録してみよう。
Siriで電話をかける
(Image:Shutterstock.com)
iPhoneには、「連絡先」アプリに登録された相手にSiriで電話をかける機能がある。歩いているときなど、画面をじっと見て操作する時間がない場合に便利だが、よく似た名前と間違ってしまう危険があるので、実際にはあまり使われていない。しかし、「Siriショートカット」機能を使って、特定の相手に電話をかける操作そのものに別の名前を付けてしまえば、間違い電話をかけてしまう危険性がグッと下がる。例えば、四字熟語をiPhoneに向かって話せば、特定の友人や家族に電話がかかるように設定できる。
まずは電話をかけたい相手に、実際に何度か電話しておく。「設定」から「Siriと検索」をタップして、「ショートカット候補」に相手の名前が表示されていれば準備完了だ。「◯◯(相手の名前)に発信」の右の「+」をタップする
「Siriに追加」画面が表示されるので、下の赤丸アイコンをタップして、好きな四字熟語をiPhoneに認識させる。今回は「臥薪嘗胆」と話しかけてみた
うまく認識されたら、フレーズが表示される。ここでは「臥薪嘗胆」と表示されたので、問題ない。右上の「完了」をタップして設定は終了だ
登録した相手に電話をかけるには
Siriを起動して、先ほど登録した四字熟語「臥薪嘗胆」を話しかけると、登録した相手に電話を発信できる
スリープボタン(iPhone 8以前はホームボタン)を長押しし、Siriを起動して、登録した四字熟語をiPhoneに話しかける。すると、その相手に電話をかけられる。
Siriで「◯◯に電話を発信」を話しかけても、もちろん電話をかけることはできる。しかし、言い間違いや認識ミスで間違い電話をかけてしまう危険は高い。その点、四字熟語のように通常は使わないフレーズを登録すれば、ミスが少なくて済むはずだ。ただし、調子に乗って何人分も登録すると、発信前にフレーズと相手を結びつけるのに考え込んでしまい、かえって時間がかかるかもしれないので、ほどほどにしておきたい。