Googleの新機種「Pixel 6 Pro」、iPhone 13 Proとのガチバトルでスマホ選びはカメラ性能が主戦場に?

Googleから2021年10月28日に発売された「Pixel 6 Pro」。AIを駆使した操作体験の快適性とカメラ性能をブラッシュアップしたフラッグシップ端末との呼び声が高い。先般発売された「iPhone 13」は、写真はもちろんムービー機能が進化したことをCMでも強調するなどで話題となったが、Googleはどれほどのカメラ性能を携えて戦いに挑むのだろうか。今回はカメラ機能に特化して紹介していこう。

独自チップ・Tensorと高画質センサーにより、さまざまな撮影が可能に

(Image:store.google.com)

Tensorのおかげで動作もキビキビしており、バッテリーも長時間もつPixel 6

Pixel 6 Proでは「Tensor」というチップが搭載されている。これはGoogleの研究チームが独自開発したもので、「Pixel 5」と比べてCPUパフォーマンスは80%向上、GPUパフォーマンスは370%向上したという。さまざまな機能をもたらしているが、カメラに関していえば、画像処理のクオリティ向上に寄与している。「モーションモード」や背景をぼかす機能は、このチップによるものだ。

Pixel 6 Proに内蔵されているカメラは、メインとなる50メガピクセルの「広角カメラ」、12メガピクセルの「ウルトラワイドカメラ」、さらには48メガピクセルで光学4倍ズーム・最大20倍の超解像ズームも可能な「望遠カメラ」の3種類だ。さらに「ピクセルビニング」と呼ばれる技術を用いているため、明るい日中から夜間撮影のような低光量化での環境でもしっかりと撮影できるという強みも有している。

加えて特筆すべきは「消しゴムマジック」だ。写真に映り込んだ人やものを消し込むことができる機能で、「会心の一枚が撮れたのに背景に通行人が入ってしまった!」といった泣ける写真あるあるが起こっても、しれっと消し込んでお気に入りの1枚にすることができるのだ。

これまでは暗い部分は真っ黒につぶれてしまうか、明るくなりすぎてしまっていたが、Pixel 6 Proならそんな心配は無用だ

カメラ性能が大幅に向上したPixel 6 Proだが、GoogleのライバルであるAppleが先日リリースした「iPhone 13 Pro」もカメラ性能の高さに定評があることをご存じの読者も多いことだろう。

写真もさることながら、「シネマティックモード」で撮影した動画は撮影後でもフォーカスを合わせる位置や被写界深度(ピントが合っているように見える範囲)を編集可能で、あたかも映画のような映像を作ることができる。Appleが「ポケットからハリウッド映画を」と題したCMを制作するのも全くの誇張ではないのだ。

GoogleとApple、世界のトップIT企業2社がスマートフォンのカメラ性能でバチバチと火花を散らしている状況。もしかすると今後さらなる進化を遂げて、今以上に美しい写真・動画の撮影ができるようになるかもしれない。
ユーザーとしてそれ自体は歓迎なのだが、願わくは本体の値段は進化しないでくれると嬉しい。

参照元:圧巻のカメラ性能! 「Google Pixel 6 Pro」は望遠も夜景もスゴい!【ケータイ Watch

※サムネイル画像(Image:store.google.com)

オトナライフ編集部
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