新機種が出るたびに、カラーバリエーションが少しずつ見直されているiPhone。2020年に発売されたiPhone 12シリーズの場合、どの色が人気なのでしょうか。また各色の発色は、過去の同系統の色と比べてどう変わったのでしょうか。一つひとつご紹介します。
iPhone 12(mini/Pro/Pro Max)のカラーは全10色
iPhone 12は、シリーズすべて合わせて10色のカラーが用意されています。
(画像はApple公式サイト iPhone 12シリーズ「モデル比較」より引用)
モデルごとのカラーバリエーションや特徴は以下の通りです。
モデル | カラーバリエーション | 特徴 |
・iPhone 12 ・iPhone 12 mini |
・ブルー ・グリーン ・(PRODUCT)RED ・ホワイト ・ブラック ・パープル |
女性でも持ちやすい軽さで、操作しやすいサイズ。可愛らしくポップで明るいカラーリングが多い。 |
・iPhone 12 Pro ・iPhone 12 Pro Max |
・シルバー ・パシフィックブルー ・グラファイト ・ゴールド |
落ち着いたカラーリングながら、煌びやかさや美しさが感じられる高級感あふれる仕上がり。 |
ちなみに詳しくは後述しますが、筆者がAmazon.co.jpの2021年11月時点の売れ筋ランキングを調べたところによると、iPhone 12及びiPhone 12 miniの人気色は(PRODUCT)REDとブラック、ProおよびPro Maxならパシフィックブルーとゴールド、次点でグラファイトの人気が高いです。
iPhone 12 ・iPhone 12 miniのカラーバリエーションは6色
iPhone 12及びiPhone 12 miniのカラーバリエーション全部で6色あります。前述の通り(PRODUCT)REDとブラックの人気が高い他、発色の美しさやカラーリングとしての珍しさからパープルを選ぶiPhoneユーザーもいます。それぞれの特徴をまとめました。
ブルー
(画像はApple公式サイト「iPhone 12」より引用)
ブルーはiPhone 12ではじめて登場したカラーで、ネイビーに似た深い青色です。クラシカルな発色が特徴。ブラックと並び、落ち着いた大人向けのカラーリングと言えるでしょう。
グリーン
(画像はApple公式サイト「iPhone 12」より引用)
グリーンはiPhone11から新登場したカラーですが、iPhone 12ではより淡く、ミルキーな色に。iPhone11ではミント系に近いグリーンでしたが、可愛さを追及する方に人気のカラーとなりました。
(PRODUCT)RED
(画像はApple公式サイト「iPhone 12」より引用)
(PRODUCT)REDは、U2ののボノ氏らが発起人となった「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に寄付する取り組み」。同シリーズのカラーリングは、実は製品ごとに少しずつ発色が違います。iPhone 12では、マゼンタ寄りの明るい赤になりました。
ホワイト
(画像はApple公式サイト「iPhone 12」より引用)
iPhone 12のホワイトは真っ白ではなく、うっすらピンクがかった、淡く優しいホワイト。シルバーと比べると、よりミルキーな発色が特徴です。
ブラック
(画像はApple公式サイト「iPhone 12」より引用)
男性にも女性にも人気のカラーである、シンプルなブラック。ブルーと共に、大人向けのカラーを求める人に根強い人気があります。なおiPhone 12のブラックは光沢があり、指紋が目立ちやすいのがやや難点。指紋が強く気になる人は、カバーを付けると良いでしょう。
パープル
(画像はApple公式サイト「iPhone 12」より引用)
パープルは他の色と比べ、少し遅れて登場したカラー。他のスマートフォンでもなかなかないカラーで熱心なファンが存在します。
ちなみにiPhone13では2021年11月現在、パープルは提供されていません。そのためiPhone 13が発表されてからも「色が可愛いから、iPhone 12のパープルを選ぶ」というネットの声もありました。
iPhone 12 Pro ・12 Pro Maxのカラーバリエーションは4色
iPhone 12 Pro及びiPhone 12 Pro Maxのカラーバリエーションは、全部で4色あります。
シルバー
(画像はドコモ公式サイト「iPhone 12 Pro・iPhone 12 Pro Max」より引用)
iPhone 12のホワイトと比べ、きらめきのあるシルバー。同じApple製品の中では、MacBookに発色が近く、MacBook Airなどと合わせて選ぶ人も多いようです。
パシフィックブルー
(画像はドコモ公式サイト「iPhone 12 Pro・iPhone 12 Pro Max」より引用)
パシフィックブルーはグレーに近い深みのある青。暗めの場所ではブラック寄りのカラーに見えますが、明るい場所では青が映えます。iPhone 12 Proのカラーとしては、ゴールドと並んで人気です。
グラファイト
(画像はドコモ公式サイト「iPhone 12 Pro・iPhone 12 Pro Max」より引用)
グレーに近いグラファイト。ブラックよりは明るいものの、落ち着いた大人向けの色です。
ゴールド
(画像はドコモ公式サイト「iPhone 12 Pro・iPhone 12 Pro Max」より引用)
特に女性に人気が高い、高級感のあるゴールド。煌びやかな印象を与えるカラーリングですが、特に背面のゴールドの発色は控えめ。ビジネスシーンでも使えるほか、ケースを付けるとレンズ周りからちらりとゴールドが見えるというとても上品な見え方になります。
iPhone 12 (mini/Pro/Pro Max)の人気色はどれ?
iPhone 12シリーズで人気の色を、iPhone 12及びiPhone 12 mini、iPhone 12 Pro/Pro Maxそれぞれご紹介します。なお人気色を調べるにあたっては、Amazon.co.jpの色ごとのレビュー数や星の数を参考にしました。
iPhone 12・iPhone 12 miniは(PRODUCT)REDとブラック
2021年11月現在、iPhone 12・iPhone 12 miniで評価が高く、レビュー数も多いのは(PRODUCT)REDとブラックです。(PRODUCT)REDは2020年4月以降、売り上げがコロナ対策への寄付に充てられることが発表されています。赤の発色の美しさに加え、社会貢献の一環として買い求める人も多いのではないでしょうか。一方、ブラックは大人向けの定番色として人気を博しているようです。
Pro/Pro Maxはゴールドとパシフィックブルー
iPhone Pro/Pro Maxはゴールドとパシフィックブルーが評価が高く、レビュー数も多いです。
ゴールド、シルバー、グラファイトは「定番色」であり後継機種のiPhone 13 Proでも引き続き販売されています。一方でパシフィックブルーは、iPhone 13 Proでは「シエラブルー」にリニューアルされています。より深みのある青を求めている人にはパシフィックブルーが適しており、根強い人気を獲得していると言えるかもしれません。
まとめ
iPhone 12シリーズのカラーリングについて、レビューを行いました。全10色もあり、どの色がいいか迷ってしまうときは、使用するシーンとカラーの相性を検討してみるのがおすすめです。
また希少性も含めて検討したい場合は、パープルやパシフィックブルーがおすすめ。パープルは2021年11月現在、iPhone 13では発表されていません。またパシフィックブルーはiPhone 13では「シエラブルー」にリニューアルされています。
※サムネイル画像(Image:Yalcin Sonat / Shutterstock.com)