【格安SIM】安いのはわかっているけど欠点やデメリットはないの?

乗り換えれば年数万円も得するとわかっているけど、何となく面倒臭くていまだに格安SIMに乗り換えていない人の何と多いことよ……。そこで今回は、あえて格安SIMの欠点やデメリットを確認してみる。逆に格安SIMへの乗り換え動機につながるかもしれないぞ!

格安SIMのデメリットは5つある!

(Image:Hadrian / Shutterstock.com)

 大手携帯キャリアから格安SIMに乗り換えれば年間数万円は安くなるのに、それでも格安SIMに乗り換えない人は「何となく面倒くさい」「格安SIMのことがよくわからない」といったことが理由であろう。そこで今回はあえて格安SIMのデメリットを確認することで、格安SIMのことを理解できるようにしよう。
 それではまず、格安SIMの5つのデメリットを確認してみよう。①“0000@docomo.ne.jp”といったキャリアメールが使えなくなる。②キャリア独自のポイントなどが使えなくなる。③家族割や定額通話が使えなくなる。④スマホの端末割引きがない。⑤実店舗がなくスマホの初期設定を自分でやる必要がある。
 だがこれは本当に格安SIMのデメリットなのだろうか、さっそく検証してみよう。まず、現在ではキャリアメールはさほど重要ではない。LINEやGmailで十分代用できるからだ。次にキャリアのポイントは、ドコモは「dポイント」、auは「au WALLETポイント」、ソフトバンクは「Tポイント」と、汎用性のあるポイントなので、乗り換えても消滅せずに利用可能である。また、格安SIMの一部では家族割があるし、ほとんどの格安SIMが月額850円程度で1回10分の定額通話サービスを提供しているのだ。

 

■格安SIMのデメリット

 

①キャリアメールが使えない
→LINEやgmailで代用できる

 

②キャリアのサービスは使えない
→実店舗のある格安SIMも増えている

 

③家族割や定額通話が使えない
→格安SIMでも家族割や定額通話が可能

 

④スマホ端末割引がない
→キャンペーンを利用すると安くなる場合も

 

⑤スマホの初期設定が必要
→店舗のある格安SIMなら自分でやる必要はない

現在、大手キャリアのポイントは、ドコモは「dポイント」、auは「au WALLETポイント」、ソフトバンクは「Tポイント」と、汎用性のあるものに変更されているので、乗り換えたあとでも消滅することはなく利用可能である

格安SIMのデメリットはほとんど解消されていた!

最近では実店舗を構える格安SIMも増えてきた。大手家電量販ならさまざまな格安SIMを、店頭で契約することができる

 現在でも格安SIMがキャリアと決定的に違うのは、端末(スマホ)の購入割引であろう。キャリアでは2年継続契約することで端末が実質0円~100円程度になるサービスがあるが、格安SIMでは一部の会社でしか実施されていない。だが、格安SIMでもキャッシュバック・キャンペーンなどを利用すれば、実質的に端末が格安になることも多いし、新規で端末を購入しなくても、キャリアで買った端末をそのまま使えることも多いのだ。また、大手キャリアほど多くはないが、格安SIMでも実店舗を構える会社が多くなった。とくに大手家電量販店なら、かなりの格安SIMが揃っており、大手キャリアと同じように店頭での乗り換え手続きもすべて行ってくれるのだ。
 このように、格安SIMのデメリットを調べてみると、意外とすでにデメリットではなくなっていることが多いのである。これならむしろ、安心して格安SIMに乗り換えられるだろう。あとはアナタの決断しだいである。

文=すずきあきら/ライター

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