2021年11月16日、人気家電メーカー「バルミューダ」が同社初のスマートフォン「BALMUDA Phone」のデザインやスペックを発表したことが話題を呼んでいる。ネットでは「デザインに全振りしすぎ」「低スペックで10万以上の価値がない」など批判的な意見も多数寄せられているようだ。
今回はそんなBALMUDA Phoneの特徴と、賛否両論が巻き起こっている世間の声について見ていこう。
洗練されたバルミューダらしいスマートフォン?
京セラが製造を手掛けたというBALMUDA Phone 。11月26日より全国のソフトバンク店舗とバルミューダ公式オンラインストアにて販売される。ライバルである「iPhone」や通常のスマホに比べてコンパクトなサイズ感とデザイン性が重視されており、曲線が多用されたバルミューダらしい仕上がりに。カラーはブラックとホワイトの2色で、本体価格は104,800円となっている。
スペックについて見てみると、4.9インチ(1,920×1,080ピクセル、454ppi)のフルHDディスプレイ搭載、バッテリー容量2,500mAh、カメラ画素数4800万画素(アウトカメラ、F値1.8)、800万画素(フロントカメラ、F値2.0)、電源ボタンに指紋センサーがあるなど、競合他社の製品にも劣らない機能を兼ね備えている。
10万円超えという本体価格だけを見れば、BALMUDA Phoneはハイスペックスマホに分類されるだろう。しかし、近年コスパの良さで業界シェアを拡大している「OPPO」や「Xiaomi」では同程度のスペックのスマホが半額以下で手に入るため、価格に対してスペックが釣り合っていないのでは?といった見方もあるようだ。
10万円超えなのにスペック低すぎ!?不評の声多数
ネットでは「単純にスペックが低すぎてヤバい。デザインだけで勝負できる簡単な世界ではない」「ベゼルは分厚いしプラットフォームは中位機種向けだし電池は世の中の半分」とスペックの低さを指摘する声や、「アップルを気取っているがトースター以外パッとしないメーカー」「デザインも可愛くない。むしろ子供の携帯みたいだしスペックもおままごとみたいなのに金額だけ大人向け」「中国メーカーのOPPOやXiaomiは2万円でこれ以上のスマホを作ってくるので勝ち目がない」などの厳しい意見が上がっている。競合他社と比較してもコスパ・デザインともに不評のようだ。
実は特徴的な曲線を描くボディの背面は「河原に落ちている石」のような質感を目指したものであると明かされている。しかし「このスマホ『河原に落ちている石』みたいですね」と言われたら、ディスってるとしか思えないのだが大丈夫だろうか…。
バルミューダといえば、オシャレ家電の先駆けとして、洗練されたデザインと革新的な機能を武器にトースターやケトル、炊飯器など、さまざまなヒット商品を生み出してきた。そんなバルミューダ商品の仲間入りを果たすBALMUDA Phoneだが、売れ行きは果たして……。
●“ソフトバンク”、バルミューダ初のスマホ「BALMUDA Phone」を11月26日に発売は→こちら