今や当たり前となったスマホの低価格プラン。業界最安値をうたう企業や、それに対抗する大手3大キャリアの新料金プランなど、各社が新規ユーザーの獲得にしのぎを削っている。そんな中、スマートフォンに関する最新情報を発信するウェブメディア「happy iPhone」が、「低価格スマホプランの人気調査」を発表した。
今回は同調査をもとに、数ある低価格スマホプランの中で上位に選ばれたスマホブランドについて紹介する。
ソフトバンクとの連携が強みのワイモバイルが3位に
同調査は、2021年11月19日~11月22日の期間に10代〜60代の男女300人を対象として行われたもの。大手キャリアの新プランがスタートして半年ほど経った、現在のユーザーの最新の評価ということになる。「どの低価格料金プランに変更しましたか?」という設問では、6位「LINEMO」(6%)、5位「povo」(12%)、4位「UQモバイル」(15%)という結果に。ではさっそくトップ3に選ばれた低価格スマホプランについて見ていこう。
3位には、ソフトバンクがサブブランドとして展開する「ワイモバイル(Y!mobile)」(18%)が選ばれた。月額基本料は、3GB・2,178円(税込み・以下同)、15GB・3,278円、25GB・4,158円の3種類。家族で契約すると2回線目以降が1,188円割り引かれる「家族割引サービス」や、ソフトバンク光またはAirと同時契約するとスマホ料金が月々1,188円引きになる「おうち割」など、お得な割引サービスが満載。2014年のサービス提供開始以来、ソフトバンクと連携した様々なキャンペーンがユーザーからも好評を得ている。
2位は「楽天モバイル」。20%の得票率で1位と大接戦を演じたが、総合的な得票数で惜しくも2位に甘んじる結果となった。
楽天モバイルはデータ使用量1GBまで0円、かつ楽天回線ならどれだけ使っても3,278円の従量制プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」の話題性や、契約後3カ月は基本料金が無料になる乗り換えキャンペーンが後押しし、楽天モバイルに乗り換える人が続出。2021年6月23日に総務省が実施した調査「携帯キャリアの新料金プラン」で乗り換え先No.1を獲得し、今最も勢いがあるといっても過言ではないスマホ会社といえるだろう。
そして栄えある1位となったのは、ドコモが展開するサブブランド「ahamo」(20%)。基本料金2,970円の1プランのみ。この中には、通信データ量20GB(超過後、速度制限最大1Mbps)、国内通話料5分無料(超過後22円/30秒)が含まれており、シンプルながらわかりやすいプラン内容が特徴。「通信障害がほとんどない」「電波はドコモが最強」など、ネットが繋がりにくい場所でも通信速度が安定しているドコモ回線のahamoを評価するユーザーも多いようだ。
以上、人気の低価格スマホプランランキングを紹介した。ソフトバンクが2021年3月17日に導入した新料金ブランド・LINEMOはユーザーの獲得に伸び悩んでいるが、ワイモバイルが評価されていることで巻き返しを図れるか。今後も低価格スマホプランを展開する企業に注目が集まる。
出典元:happy iPhoneは→こちら
※サムネイル画像(Image:Saranya Phu akat / Shutterstock.com)