毎年複数の新モデルが発表されるiPhone。2021年9月には、カメラ機能やバッテリー持ち時間などがさらに進化した「iPhone 13」シリーズが発売されたばかりだが、売れ行きはイマイチとの話も聞こえてきている。そんな中、日本では特に人気が高いというiPhone SEシリーズの新世代発売についての噂が流れている。気になるコンセプトビジュアルもリークされており、新機種を待ち望むiPhoneファンからの注目が集まっている。
第2世代を継承する4.7インチのデザインか
日本時間の12月3日、アップル製品の情報発信や未発売のアップル製品のコンセプトデザイン制作で知られるApple Hubが、iPhone SEの新世代モデルとなる第3世代のコンセプトデザインをツイッター上で公開した。
画像には「iPhone SE(第3世代)」と思われるiPhoneの背面が描かれており、これまでのiPhoneのスタイリッシュなフォルムを継承したデザインとなっている。カラーはパッと見、ブラックだろうか。カメラはシングルで、初代や第2世代と同様となっているようだ。残念ながらディスプレイ側を見ることはできないが、ツイートには「次期iPhone SEモデルは、同じ4.7インチのデザインに、アップグレードされたプロセッサ(A15チップ)と5G接続機能を搭載すると予想されています」と記載。第2世代と同様、4.7インチのディスプレイを引き継ぎながら、iPhone 13シリーズに搭載している最新のA15プロセッサを使用すると予想している。
台湾の調査会社・TrendForceが予想し公開した発売時期についても触れ、「TrendForceによると、アップルは第3世代のiPhone SEを2022年の第1四半期に発売するそうです」とも伝えている。
SEファンにとってはうれしい知らせとなったに違いない。これまでのSEモデルもおさらいして比べてみよう。
先述のとおり、iPhone SEは日本で特に人気が高い。というのもねとらぼ調査隊が2021年9月に実施した「歴代iPhoneの中で一番好きなのは?」というアンケートでは、1位が「iPhone SE(第1世代)」2位にも「iPhone SE(第2世代)」と、iPhone SEがワンツーを決めているのだ。
iPhone SEの人気の理由としては、スマホ全体で巨大化・高額化が進む中でも、コンパクトなデザインとハイスペックかつ比較的低価格であったことが人気の理由として挙げられるだろう。スマホで映像や映画、カメラ機能を楽しむことが多くなった今、ディスプレイが大きくなることにメリットを感じている人も多い。だが一方で、片手での操作がしにくくなったりポケットからはみ出て落としやすくなったりとデメリットも発生していた。そこで、最新機能でなくともコンパクトサイズで低価格が実現できているSEはかなり魅力的だったのだろう。最近でも買い替えにあたって「iPhone 13よりSEにした」という声がSNSなどで多くみられる。
ちなみに第2世代のiPhone SEのスペックをチェックすると、ディスプレイは4.7インチで重さ148g。また、ファンが多い理由の一つに指紋認証「Touch ID」がある。マスク生活になったことで顔認証が難しく、より指紋認証が重宝されるようになったといわれているが、第3世代ではどうなっているのか、気になるところだ。
他にもA15プロセッサ搭載によってバッテリー容量が大きくなることも考えられ、シングルのカメラでも、以前と比べて進化が見られるのか、値段はどうなるのかなど興味関心は高まるばかり……。
このリーク情報の確度は不明だが、ファンとしては発売がウワサされている2022年1月~3月のアップルの動向に注目しながら楽しみに待ちたい。
参照元:iPhone SE(第3世代)のコンセプト画像が公開〜2022年1月〜3月に発売か【iPhone Mania】
※サムネイル画像(Image:「Apple Hub(@theapplehub)さん」Twitterより引用)