アメリカのJPモルガンが、「アップルが5G対応の廉価版のiPhoneである『SE』を発売すれば、低・中価格帯のAndroidスマートフォンのユーザー10億人以上が買い替える可能性がある」と発表したことが話題となっている。「世界人口白書2021」によれば現在の人口はおよそ79億人。世界中で8人に1人が買い替えるという大胆な発表だが、果たしてどこまで現実味のある話なのだろうか…?
今回は「iPhone SE(第3世代・仮称)」がそれだけ人気を集めるという予測の内容や、それに対するネット上の反応をお伝えしていきたい。
iPhone SE(第3世代)、10億人のAndroidスマホユーザーが乗り換える!?
アメリカの大手メディア・ロイターは13日、JPモルガンが同日に「5G対応のiPhone SE(第3世代)が登場すれば、10億人以上の低・中価格帯Androidスマホのユーザーが買い替える可能性がある」との見方を示したことを報じている。
iPhone SE(第3世代)は「2022年前半に発売される」といったリーク情報も多く、JPモルガンの予測によればこのiPhone SE(第3世代)が発売されれば、世界で約14億人いると言われる低・中価格帯Androidスマホユーザーや約3億人の旧型iPhoneのユーザーの買い替え需要を喚起すると算出。アップルではAndroidスマホでも下取りプログラムを行っているため、高い競争力を有するだろうとしている。合わせてiPhone SE(第3世代)の販売台数予想を3,000万台に、iPhone全体の年間出荷台数予想を前年比1,000万台増の2億5,000万台へと上方修正したことも伝えられている。
iPhone SE(第3世代)に関する前向きな予想について、ネット上では様々な反応が飛び交っている。「ワイも乗り換えるつもり」「この価格なら『iPhone 7』から5G対応に変えたい」「iPhoneは安定の強さだな~」など、iPhoneの躍進予想を好意的に捉えるユーザーも少なくない。
しかし一方で「SEの5G化が低価格のAndroidスマホを喰うとはとても思えん」「SEが5G対応したところでAndroidスマホからではなく、『iPhone 11』や『iPhone SE(第2世代)』からの乗り換えが促進されるだけだと思いました」「iPhoneをいじるといらっとするAndroidスマホユーザーは私ぐらいなのであろうか」と、iPhoneへの“浮気心”を否定するAndroidスマホユーザーが多かったことも事実。果たしてどちらの反応が世間のスタンダードとなるのだろうか。
また、「日本だと5Gって結局まだ浸透してないけど、海外だと違うんかね?」「あと数年で5Gが利用できるユーザー数がそもそも10億人もいないような」といった、「5Gスマホだから需要が高まる」というJPモルガンの予想に疑問符を浮かべる意見も複数見られた。
当然ながらiPhone SE(第3世代)のスペックや発売時期の正式発表はまだ行われておらず、どのようなデバイスとなるかは未知数だ。10億人が買い替えたくなるほどの仕上がりとなることができるか。いまからその行く末に注目していきたい。
参照元:アップル5G対応SE、アンドロイド端末の買い替え誘発=JPM【ロイター】
※サムネイル画像(Image:「Apple Hub(@theapplehub)」Twitterより引用)