全国規模でオミクロン株の感染が拡大し、第6波が到来した日本。再び自粛ムードが高まるなか、「旅行」を人生の愉しみにしている人にとっては、「また、我慢しなければいけないのか」と憂鬱な気持ちになることだろう。そんなご時世だからこそ、夢の旅行に思いを馳せるのはどうだろうか。日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、「宇宙旅行」に関するアンケート結果を公開した。宇宙旅行が“if”の領域を超えたこともあり、さまざまな願望がうかがえる結果となった。
行ってみたい場所はダントツで「月」
「宇宙旅行で行ってみたい場所」については、71.3%の回答者が「月」に行ってみたいとのこと。続いて「火星」が24.8%、「土星」が12.1%と続いた。アポロ11号が初めて人類月面着陸を成功させてから50年余り、やはり月は「行けるなら行ってみたい」という憧れの対象なのだろう。その他の行きたい場所については「アンドロメダ銀河。天の川銀河の隣の銀河で、美しい銀河系だから」「ブラックホール。そこからどこかへ行けそうだから」と、理由も個性的なものが目立った。
ただ「どの程度の費用なら宇宙旅行をしてみたいか」に関する質問では、「~10万円」の回答が最も多く、“地球上”の旅行費用と同水準になることを望んでいるようだ。アンケートのなかには「かなりのリスクがあるので、ある程度安くないと行きたい気持ちにならない。」「このくらいの金額で手軽に宇宙へ旅行ができるようになれば、安全で快適で、誰でも気楽に行ける世の中になっていそうだから。」と現実的な考えが挙がった。
あの有名人の影響で、宇宙が身近な存在に?
宇宙はSF映画の舞台として描かれていることもあり、絵空事の存在と見なしていた人も多かったはずだ。それが一転、旅行の行き先として想像できるようになったのは、前澤友作氏の功績が大きいのかもしれない。前澤氏は2021年12月に日本の民間人として初めて国際宇宙ステーションに12日間滞在し、地球に帰還・帰国後の会見では「(国際宇宙ステーションに滞在した)後半は(無重力に)慣れてきまして楽しくなってきましたけど、地球の1G(重力加速度)がこんなに威力があると痛感しました」とコメント。地球上では体感できない“未知の感覚”が味わえることを明かした。
VR(Virtual Reality)などの技術進歩により異空間を手軽に体感できる時代になったとしても、重力の差を生身で感じることは難しい。宇宙には「行かなければ体感できない」魅力があるだけに、今後も宇宙に飛び立つ民間人は増えていく可能性は大いにある。一般人が普通に宇宙旅行に出られる時代が早く訪れてくれることを願いたい。
出典元:【夢の宇宙旅行】宇宙で行ってみたい場所、1位は「月」【日本トレンドリサーチ】
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※サムネイル画像は(Image:「日本トレンドリサーチ」リリースより引用)