Amazon、Apple製品の購入者都合は返品不可に…Appleオンラインストアは14日以内であれば今まで通り返品可能

今後アップル製品をアマゾンで購入する際には注意が必要だ。規約の変更により不具合などを除き、購入者都合での返品・交換ができなくなっている。アップル製品に限らず、このような条件が追加されている製品はたびたびある。普段ネット通販を利用する人ほど読み飛ばしがちな規約だが、いざというときに困らないためにもしっかりチェックしておきたい。

購入者都合による返品・交換がNGに

(Image:BigTunaOnline / Shutterstock.com)

大半の商品が到着から30日以内の返品・交換が可能なアマゾンだが……

アマゾンで購入したアップル製品について、2022年1月7日から購入者都合による返品・交換ができなくなっていたことが判明した。アマゾンの「ヘルプ&カスタマーサービス」で返品・交換の条件を確認すると「Apple製品 (beats by dr.dreを含む) は、お客様都合による返品・交換を承りません。」という文言が追加されている。購入の際は注意が必要だ。

もちろん、これはアマゾンでの購入に対する規約である。ネット上でも各所から「アップル製品は公式オンラインで買えば返品余裕だし問題なし」という指摘も寄せられているように、アップルの公式オンラインショップでは、受け取りから14日以内であれば送料無料の返品がこれまで通り保証されている。詳しくはAppleのショッピングのサポート(返品・返金)を見て欲しい。

ネット上では「明らかに理不尽な客の行為には、毅然とした対応でいい」「返品とか言って偽物と入れ替えるような人がいるのかな」など、返品不可の対応にも一定の理解が示されており大きな不満は少なそうだ。

ネット通販にクーリング・オフ制度はない

(Image:amazon.co.jp)

返品文化の根付いたアメリカの企業でも、ダメなものはダメ(画像はAmazon.co.jpより引用)

返品というと、返品や解約が一定期間保証されている「クーリング・オフ制度」を思い浮かべる人もいるかもしれない。しかしクーリング・オフ制度はインターネット上での買い物には適用されず、通信販売の場合は事業者ごとが定める返品特約に従うことになる。また特約が定められていない場合においては、商品を受け取り後8日以内であれば購入者が送料を負担した上で返品が可能となっている。

サービスを使い慣れている人ほど規約や条件の確認を怠りがちだが、今回のようにひっそりと変更されている場合も少なくない。アマゾンほどの大きな企業であれば法外な条件を追加してくる可能性は低いことは確かなのだが、それでも今後は大きな買い物をするときくらいは例外に当てはまらないかチェックしておくのが得策だろう。

アマゾンではアップル製品のほか、自転車やトレーディングカードなども返品・交換ができないと明記されている。また、携帯料金と合算して支払う携帯決済で注文した商品も、理由に関わらず交換はしないというルールもある。思わぬ落とし穴にはまらないよう、定期的に情報をアップデートしながら不意の落とし穴にはまらないよう注意したい。

●返品・交換の条件(Amazon公式)は→こちら
●Appleショッピングのサポート(返品・返金)は→こちら

※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com

オトナライフ編集部
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