みなさんは「お風呂」に入ることは好きだろうか。肩までお湯に浸かって冬場の冷えた身体を芯から温めるのは至福の時間。日々の疲れやストレスを吹き飛ばしてくれるため「毎日入っている」という人も少なくないだろう。
しかし今回ある調査で、20代女性の4割は『お風呂が面倒』だと思っていることが判明した。意外に高い割合を記録したのは、いったい何故なのだろうか…。
20代女性、40%が「お風呂が面倒」だと思っていた!
株式会社クロス・マーケティングは1月26日、20~69歳の男女を対象として同月に実施した「お風呂に関する調査(2022年)」の結果を集計・発表した。その中の「お風呂に対する気持ちと入浴頻度」では、「お風呂に入るのが好きか面倒か」「どれくらいの頻度で入っているか」の2項目を調査している。
回答者全体では、「好きで毎日入っている」の57.4%をはじめ71.0%が「好き」と回答。「面倒」と感じているのは29.0%に留まった。そして特筆すべきは、男女別・年齢別で「好き」「面倒」の割合を見たときに、入浴を面倒だと思っている割合が最も高いのは20代女性だったことだろう。男性で最も面倒だと思っている割合が高かった40代男性でも64.5%は「好き」と答えているのに対し、20代女性は「好き」が60.0%に留まり、40.0%は「面倒」だと感じているというのだ。
30代男性の筆者からすると「女性のほうがきれい好きでバスタイムも楽しみにしていそう」と思ってしまいがちなのだが、実は全員が全員そうというわけでもないらしい。いったいなぜなのだろうか…。
女性がお風呂を面倒だと思う理由、男性にはわからないことだった?
女性のほうが「お風呂が面倒だ」と感じてしまう理由は、同調査にある「お風呂について面倒に感じること」の質問の結果に表れているようにも感じられる。回答者全体の40.9%が挙げ面倒なこと1位となったのは「浴槽の掃除」、2位には37.3%で「脱衣所・浴室が寒い」がランクインしている。このあたりは男女とも一定数の人が挙げているため男女差とは言い難い。
しかしランキングを見ていくと全体4位の「入浴後のヘアドライ」をはじめ、「髪を洗うこと」「洗顔・メイク落とし」といった項目で女性のほうが「面倒」と感じていることが判明。1日中働いてクタクタになって帰宅したあと、髪のケアやメイク落としなど男子にはいまいちピンとこないあれこれがおっくうになってしまうのかもしれない。
またアンケートの項目以外の理由でも、「家のお風呂があまりくつろげない」ということも考えられる。20代であれば親元から離れて一人暮らしの人も多い。単身世帯が住むワンルームや1Kの場合、洗い場がなく浴槽の中で身体を洗わなければいけなかったり、洗い場があっても浴槽自体が狭くてリラックスできなかったりする場合もあるだろう。
身体を洗ってサッパリしたあとゆっくりのんびりお湯に浸かる、というお風呂の一番の楽しみが味わえなかったら、「面倒な作業」と認識してしまうのも仕方ないのかもしれない。
出典元:お風呂に関する調査(2022年)【クロス・マーケティング】