台湾に2~3度行ったことのある人におすすめしたいのが港町「淡水」。台北市内とは異なる淡水老街での食べ歩きができるのも楽しいが、夕方に行くと台湾一美しいと言われる夕焼けを堪能できるぞ!
たった180円で行ける港町「淡水」を楽しむ
近くて安全、食べ物が美味しいことで日本人にも大人気の台湾。しかし、台北市内に2~3回行けば、有名な観光地や夜市はほとんど制覇できてしまう。そんな台北市内にちょっと飽きてきた人におすすめしたいのが、台湾郊外の港町「淡水(タンシェ)」である。
「淡水」は地下鉄(MRT)淡水信義線の終点に位置し、台北駅からは電車で1本、約40分なので初心者でも簡単に行けるのが魅力。しかも、台北-淡水間の運賃はたった50元(約180円)なのである(悠遊カードなら40元/約144円)。「淡水」は台北市内とは一味違う古い港町で、「淡水老街」のグルメや台湾一美しいとされる夕焼けを堪能したり、フェリーで対岸の「八里」に渡ってみるなど、1日中楽しむことができる。
台北駅から約40分で到着する淡水信義線の終点「淡水」駅。駅の南側に出ると淡水河が見える
駅前のスターバックス方向に歩くと「公明街」という古い商店街がある。なぜか鞄やリュックなどがもの凄く安い。そのまま進むと「淡水老街」のメインストリート中正路につながる
海沿いの環河道路に出るとさまざまな屋台が出ている。港町らしいイカフライ(写真)やエビのすり身などを揚げた蝦捲、魚のつみれスープ魚丸湯など魚介系がおいしい
通常の3倍はある巨大なソフトクリーム「超高霜淇淋」も淡水の名物。夏に行くなら是非!
淡水では水上バスで対岸の八里に渡ったり、夕日がきれいな情人橋のある魚人碼頭までフェリーで行くことができる。写真は「淡水渡船碼頭」から「八里」に行く乗り場。悠遊カード(Easy Card)も使える
(Image:Shutterstock.com)
魚人碼頭(Fisherman's Wharf)は、台湾でもっとも美しい夕日が見えると言われれている情人橋がある。「情人」とは中国語で“恋人”という意味。英語表記は「Lover's Bridge」
淡水はフェリーで周辺を巡るのも楽しい!
淡水駅に着いたら、まず駅前のスターバックス横にある公明街から中正路にある「淡水老街」を散策しよう。異常に安い鞄屋さんや懐かしいグッズなどのショップがたくさんある。お腹が空いたら、海沿いの「環河道路」で港町独自のグルメを楽しもう。港町らしいイカフライやエビのすり身などを揚げた蝦捲、魚のつみれスープ魚丸湯など魚介系がおいしい。
もし、時間があれば淡水渡船頭からフェリーに乗って対岸の八里や情人橋のある魚人碼頭に行ってみよう。料金も安くちょっとしたアクティビティとして楽しめる。
ちなみに、淡水-八里は片道で23元(約83円)、淡水-魚人碼頭は片道60元(216円)と遊園地並みの激安価格。とくに魚人碼頭の情人橋は夕焼けが美しいことで有名。淡水に行ったら是非立ち寄ってほしいスポットだ。