コカ・コーラの自販機アプリ「Coke ON」は、Coke ON対応自販機でドリンクを購入するとスタンプが貯まり、15個スタンプを集めると1本無料になるるサービス。しかし、せっかく貯めたスタンプが他人に盗まれてしまうケースがあるというのだ。これはけしからん！
Coke ONのスタンプが勝手に盗まれるってホント!?
すでにオトナライフでも紹介しているコカ・コーラのアプリ「Coke ON」は、「Coke ON対応」マークが付いた自販機でドリンクを購入するとスタンプが貯まるサービス。15スタンプ集めると、1本無料でもらえるので、かなりお得なキャンペーンだ。
ところが、スマホのアプリから対応自動販売機でドリンクを購入しても、なぜかスタンプが増えないケースが見られるという。一見、機器のトラブルのように感じるが、実はコレ、第三者に自分のスタンプを盗まれているかもしれないのだ。「そんなバカな」と考える人も多いだろうが、街には本当に「Coke ON」のスタンプ泥棒が出没しているのは紛れもない事実。しかも、特別な装置やツールはまったく必要ないというから驚きだ。果たしてどのように他人のスタンプを盗んでいるというのだろうか？
泥棒の手口は「Coke ON」を起動して待つだけ
コカ・コーラの自動販売機の中には公式アプリ「Coke ON」に対応しているものがある。普通はドリンクを買えばアプリにポイントが貯まるはずだが……他人に盗まれる？
ネットセキュリティに詳しい専門家によると、「Coke ON」はスマホと自動販売機の通信に「Bluetooth」を使用している点に脆弱性があるという。Bluetoothは音楽プレイヤーやパソコンの入力装置などでも使われている一般的な無線式のデジタル通信方式だが、今回の件は複数の端末が同時に接続できてしまうのがポイントになる。つまり、Bluetoothに接続しているスマホが複数あると、自動販売機からはどのスマホがドリンクを購入したか特定できない。したがって、もし、自動販売機の近くにアプリを起動して待ち構えている者がいると、そちらにスタンプが送信されてしまう可能性があるという。もちろん、常に自分のアプリにスタンプが送信されるとは限らないが、こんな原始的な方法で他人のスタンプを盗むことが可能だというのは驚きだ。
もしアナタが、街で「Coke ON」対応の自動販売機を使うときには、スマホを持った不審者が周囲にいないか、確認したほうがよさそうだ。