みなさんは写真を撮られるとき、どのように写っているだろうか。証明写真や落ち着いた場での集合写真であれば背筋をピッと伸ばしてシャンとした姿で写るものだが、プライベートな写真ではポーズを取って楽しさを表現したくなる人もいることだろう。
今回は、現役高校生の間で流行っているポーズのランキングから、おじさん扱いされる可能性を秘めたポーズについてお伝えしていきたい。
現役高校生に最も人気のあるポーズはルダハートに決定!
30年以上ティーンマーケティングを行う、TSUBASAグループ 株式会社アイ・エヌ・ジーは2月3日、渋谷トレンドリサーチとアイ・エヌ・ジーが流行に敏感な関東の高校生男女200名を対象として実施した「流行に関するアンケート調査」の結果を発表した。今回は、その中の設問のひとつ「今流行っている写真を撮るときのポーズは?」の結果をご紹介する。
現役高校生が選ぶ流行ポーズ第5位は、得票率14.5%の「雲の上ポーズ」だった。解説によれば、TikTokで公開された心之助さんの「雲の上」という楽曲で出てくるダンスポーズだといい、男性サラリーマンであれば「『ドラゴンボール』のフュージョンを基にしたポーズ」と聞けばピンと来る人も多いだろう。そして4位には、ジャニーズグループ・なにわ男子の大西流星さん考案の二本指を頬にあてたポーズ「ちゅきちゅきポーズ」が得票率15.0%でランクインした。
そしてトップ3となる3位は「顎ハート」(15.5%)、2位にも「片想いハート」(16.0%)、そして栄えある第1位には、25.0%という圧倒的な支持を得た「ルダハート」が輝いた。ルダハートは韓国発の女性アイドルグループ・宇宙少女のルダさんをきっかけにブレイクしたポーズだという。韓国アイドルやジャニーズ・TikTokといった若者文化から流行が生まれていることが改めて伝わってくるランキングとなった。
我々30代40代にとって無難なポーズはいったい何?
このトップ5を見てわかることは、1位~3位を独占するなど若年層には“ハート”のポーズがウケやすいということだ。しかし、だからといって30代40代の我々“おじさん世代”がポーズを取るときにハートを作っていたら周囲もドン引きしてしまうことだろう…。
そうなってくるとやはり無難なのは“ピース”や“グッド”のポーズだろうか。実際に2位の片想いハートは、一人がハートを作ってもう一人がグッドのポーズを合わせて「ハートが完成していない(=片想いを表現している)」というものだ。若年層の流行にも取り入れられているならセーフ…かもしれない。また、ピースも9位に「曲げピース」(9.0%)がランクインしており、こちらも世代を超えて馴染みのあるポーズと言えそうだ。
1位~10位はこのような結果に。
1位 ルダハート 25.0%
2位 片想いハート 16.0%
3位 顎ハート 15.5%
4位 ちゅきちゅきポーズ 15.0%
5位 雲の上ポーズ 14.5%
6位 ピースハート 14.0%
7位 向かいハート 13.5%
8位 顎つまみ 11.0%
9位 曲げピース 9.0%
10位 ヤマハート 8.5%
逆に“おじさん扱い”されそうで怖いのは、政治家がよくやっている片手をグッと握るガッツポーズではないか、と筆者は個人的に感じている。「政治家(=おじさん)がよくやる」というイメージがあり、さらに今回のランキングのトップ10までに似たポーズが入っていないことでも“若年層っぽくない”イメージがついていないかが心配になってくるからだ。
みなさんも今後写真に写るときは、「おじさん扱いされるポーズじゃないかな」と意識しながら撮られてみてはいかがだろうか。
出典元:2022年春!高校生最新トレンドランキング 流行語や好きなアーティスト・芸能人を含む15項目を発表【渋谷トレンドリサーチ/(株)アイ・エヌ・ジー】
※サムネイル画像は(「写真AC」より引用)