少年漫画の魅力の一つと言えば、登場人物の美少女。数多くの漫画家によって美少女が描かれてきた。初恋は漫画の登場人物だった、あのキャラにハマったから今の自分がいるというオトナライフ読者も少なくないだろう。
そこで今回は「美少女を描かせたらナンバーワンだと思う少年誌の漫画家ランキング」について紹介する。人気漫画家のなかで1位に選ばれたのは?
3位は「矢吹健太朗」先生、2位は「あだち充」先生、人気実力派とレジェンドがランクイン
gooランキングは2月11日、2021年12月に実施した「美少女を描かせたらナンバーワンだと思う少年誌の漫画家は誰なのか」のアンケートにて1,700人以上から回答を得たデータをもとにランキングを公表した。
第3位は「BLACK CAT」や「To LOVEる -とらぶる-」で知られる人気実力派「矢吹健太朗」先生。童顔の美少女たちによる少年漫画ではギリギリラインの過激なお色気の描写が多く登場する作品は、同業の漫画家にもファンが多いと言われている。デビュー前は女性キャラクターを描くのが苦手だったが、デビューのきっかけとなった賞を受賞した際に「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の作者・秋本治氏から「女の子が可愛い」と褒められたため、苦手意識をなくすために努力したそうだ。現在は「週刊少年ジャンプ」で「あやかしトライアングル」を連載中で、アニメ化も決定している。
第2位は「あだち充」先生。「タッチ」「H2」など多数の代表作を持つ言わずと知れた野球漫画の大御所である。主に野球とラブコメを掛け合わせた作品で数々のヒット作を生み、ヒロインは王道の清純派マネージャーや幼なじみ。3位にランクインした矢吹先生のお色気満開とは異なる方向性のキャラクターたちである。高校時代の等身大の恋愛、青春をテーマにした甘酸っぱさとそれに似合う画風が人気を呼び、ランクインしたと考えられる。現在は「ゲッサン」にて「MIX」を連載中で、1970年のデビューから50年以上経っても新作を書き続けている姿はまさに「レジェンド」だ。
1位は「I”s<アイズ>」「電影少女」などで知られるベテラン作家「桂正和」
そして堂々の1位は「桂正和」先生。1981年にデビューし、初連載作品「ウイングマン」がアニメ化し人気漫画家へと駆け上った。その後、美少女とのラブコメ「電影少女」や「I”s(アイズ)」がヒット作となった。これらの2作は連載終了後にドラマ化もされ、今なお根強い人気がある。また「美少女をカラーで描かせたら世界一」とも称されているといい、国内に留まらず海外にも多くのファンがいる。繊細かつリアルなタッチで描かれる美少女が恋をする可愛らしい仕草や表情の描写は、間違いなく漫画界トップクラスだろう。
また、「ドラゴンボール」で知られる漫画家・鳥山明氏は「桂君と言えばお尻」、ネットでも「服のシワが上手く特に尻の描写にかけてはこの人を超える人はいない」と描くお尻の美しさは絶賛されている。近年は人気アニメ「TIGER&BUNNY」のキャラクター原案も手がけたり、乃木坂46のメンバーのイラストポストカードを描いたりと、漫画以外にも幅広く活躍している。
4位以下にも、7位に「ストップ!!ひばりくん!」の「江口寿史」先生、8位には「CITY HUNTER」などで知られる「北条司」先生、9位「CLAMP」先生、10位「高橋留美子」先生と、ベテラン漫画家が多数ランクインし、興味深い結果になった。これを機に、昔好きだった懐かしい漫画や気になる漫画家の最新作などを読んでみるのはいかがだろうか。
出典元:美少女を描かせたらナンバーワンだと思う少年誌の漫画家ランキング【gooランキング】
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