NEXCO 東日本・中日本・西日本は、3社が管理する「ハイウェイテレホン」を運用しているが、2022年3月31日をも って運用を終了し、今後は代替手段での提供となるという。
このハイウェイテレホンは、1990年に始まったサービスだったが、最近の利用件数は10年前と比べ9割以上減ったそうだ。
これを聞いた人のなかには「残念」「もっと続けてほしかった」という意見はあるだろうが、一方でハイウェイテレホンという名前を聞いたことがなく、「それ何?」という声も多そうだ。いったいハイウェイテレホンとは何なのだろうか。ヒントは“テレホン”だが、いわゆる公衆電話のことではなさそうだ。
誰も知らないサービス…ではなく、意外と利用者がいた!
いきなり答えから。ハイウェイテレホンとは、渋滞・事故など最新の高速道路情報(5分ごとの更新)を 24時間自動音声で地域ごとの電話番号(全国58局)にて提供しているサービスのことだ。
もう少しかみ砕くと、東名高速道路の情報を知りたい場合の局番が03エリアなら03-●●●●-●●●●、045エリアなら045-●●●-●●●●というように全国を58地域に分け、それぞれの渋滞・事故など最新の高速道路情報を5分ごとに更新して、24時間提供しているとのこと。使用したことのある人は、どれくらいいるのだろう。正直、一つも番号を知らないというより、このサービス自体を知らなかった人も多いのではないだろうか。
ネットでの意見をのぞいてみると、「交通情報はカーナビの表示やネットで見れる」、「現在のようにインターネットが普及して誰でも簡単に交通情報が手に入らない平成の始め頃まではよく利用していました」、「事故などで通行止めのとき、解除見込みを聞くためによく利用してます」など、意外と利用しているユーザーがいた。ただ、カーナビはもちろん、NEXCO 東日本・中日本・西日本としても代替サービスは提供しているようだ。
インターネットや電話で情報が聞けるサービスを各社が用意。意外と便利そう
NEXCO 東日本・中日本・西日本は、各社がそれぞれ、多様な方法でハイウェイテレホンと同じく情報提供をしている。
インターネットなら
NEXCO西日本「iHighway」(https://ihighway.jp/pcsite/)
NEXCO中日本「iHighway中日本」(https://www.c-ihighway.jp/)
NEXCO東日本 「ドラとら」(https://www.drivetraffic.jp/)
などが活用可能だ。
電話(日本道路交通情報センター(JARTIC)の道路交通情報)でも下記番号で案内されているという。
全国共通ダイヤル 050-3369-6666
全国高速ダイヤル(自動応答) 050-3369-6700
携帯短縮ダイヤル #8011
ただし、注意喚起として「道路交通法により、走行中の運転者による携帯電話の使用は禁止されています。重大事故を引き起こす原因 にもなる危険な行為ですので、絶対におやめください。(NEXCO 東日本・中日本・西日本)」とあるので気を付けよう。
インターネットでも電話でも、ここでは紹介しなかったがアプリでも、交通情報などを提供している。せっかくなら知っておくといいかも!
●ハイウェイテレホンのサービスを終了いたします【NEXCO東日本】