みなさんは「マンガの名言」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。いまは30代40代という人でも、青春時代に読んだ名作で心打たれた一言が出てくるかもしれない。
今回は、そんな名言を数多く生み出した作品たちのランキング「名言が詰まったマンガTOP10」をご紹介していきたい。ちなみにこのランキング作成の対象となったのはZ世代(10~24歳)の男女だ。自分の感覚と現代の若者の感覚がどれだけ合致しているか、どれだけズレているかも意識しながらお楽しみいただきたい。
5位・ヒロアカ、4位・ワンピ、ジャンプを代表する作品がランクイン
バイドゥ株式会社は2月21日、同社の提供する日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」が実施したアンケート調査を基にした「Simejiランキング」を発表。「Z世代が選ぶ『名言が詰まったマンガTOP10』」を公開した。
第5位には週刊少年ジャンプで連載中の「僕のヒーローアカデミア」が入った。作中でも屈指の人気を誇るキャラクター・爆豪勝己の「いつまでも見下したままじゃ 自分の弱さに気付けねェぞ」「勝負は必ず完全勝利!」といったセリフがZ世代の心を打っているという。
そして4位には幅広い世代から愛され続ける「ONE PIECE」がランクイン。主人公・ルフィの「一人になるのは痛ェのより辛ェ!!!」や“麦わらの一味”の一人であるサンジの「人は“心”だろうが!!!!」、さらにはルフィの兄・エースの「愛してくれて…ありがとう!!!」といった名言を挙げる投票が多かったようだ。
1位はやはり鬼滅の刃!圧倒的人気は健在
そしてトップ3に入ったのは、第3位「東京卍リベンジャーズ」。2021年には実写映画化・テレビアニメ化と相次いでメディアミックスしファン層を急拡大。今回の発表でも多くの回答者が挙げたマイキー(佐野万次郎)の「日和ってる奴いる?いねえよなぁ!!?」は、「ひよってるやついる?」などのかたちで中高生を中心に広く使われていたといい、TikTokの流行語大賞にノミネートされるなど大きな反響を呼んだ。
2位を獲得したのは“ネクスト鬼滅”との呼び声も高い「呪術廻戦」だ。アンケートでは、主人公・虎杖悠仁が呪術高専に入学した理由を「生き様で後悔はしたくない」と語るセリフや高専の同級生・釘崎野薔薇が入学の理由を「東京に住みたかった」と語り、そんな理由で命を懸けられるのかを聞かれた際に発した「懸けられるわ。私が私であるためだもの」といったセリフが人気だったという。進学先や就職先に悩む若者たちに方向性を示すメッセージ性の強いセリフと言えそうだ。
そして見事1位に輝いたのは、もはや社会現象レベルの人気の「鬼滅の刃」となった。アンケートでも、映画版で主役級の活躍を見せた炎柱・煉獄杏寿郎の「心を燃やせ」「胸を張って生きろ」など最期のセリフに多くの票が集まった。その他、主人公・竈門炭治郎のほか多くの“柱”の名言も挙げられており、改めて作品の人気の高さを示したのだった。
また、6位以降に目を移すと9位には「ドラゴンボール」が入るなど、幅広い作品がトップ10入りした。みなさんが思う作品はランクインしていただろうか?
個人的には、筆者の世代ならば「SLAM DUNK」の「諦めたらそこで試合終了ですよ…?」も票を集めそうだと思っていたのだが、今回の調査ではSLAM DUNKは圏外となってしまったのが少々残念だ。
出典元:Z世代が選ぶ「名言が詰まったマンガ」TOP10【Simejiランキング】
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