2022年は、生活を支える様々なものが値上げされている。例えば食品では、食パンや麺類、 冷凍食品などの値上げを各社が発表。コーヒーやポテトチップスなどの嗜好品も同じように値上げが発表されている。電気・ガス料金も2022年1月の料金を前月に比べ全社が値上げ。民間企業のみならず行政サービスも同様に、水道料金や医療費なども値上げや自己負担額の引き上げになるという。
生活の仕方によってそれぞれの影響は異なるが、日本トレンドリサーチを運営する株式会社NEXERが、「値上げについてのアンケート」を実施。発表された調査結果から、“最も値上げしてほしくないもの”が明らかになった。
値上げで最も影響が出たと答えたのはやはり「ガソリン」「電気」
株式会社NEXERが、2022年2月13日〜2月15日にかけて全国の男女計1,000名を対象に実施した「値上げについてのアンケート」。発表された結果から抜粋して考察していく。
まず「値上げで自身の生活に影響が出たものはどれですか?」という質問について。様々な値上げが生活に影響を与えているなかで、5位となったのは「野菜」26.3%、4位「水道」27.8%、続いて3位「ガス」38.1%となった。
そして2位にはガスから一気に得票率が上がり「ガソリン」で50.6%となった。半数以上が影響を感じていることが判明した。そしてガソリンを上回った1位が「電気」。得票率は60.0%とさらに大きくなった。5人に聞けば「影響ないです」と答えるのは2人以下という計算になる。
また、6位以下では「パン」「食用油」「小麦粉」「バター・マーガリン」など、食材系が多くなる結果となった。
44.6%の人が答えた「もっとも値上げしてほしくないもの」1位は
そして「もっとも値上げしてほしくないもの」のランキングでは、5位に「野菜」4.3%、4位「通信料(インターネット・電話)」6.1%、3位には「たばこ」7.0%がランクイン。ここ最近続いているたばこの値上げは、愛好家にとってダメージが大きいようだ。
そして2位は「ガソリン」で20.2%。通勤などの利用や、仕事で使っている人も多いのだろう。栄えある(?)1位となったのは、オール電化などで使用料が多い家庭もある「電気」で44.6%だった。
多くの人が電気代の値上げの影響を感じ、「これ以上の値上げはやめてほしい…」と感じているようだ。現代人にとって“電気”は無くてはならないものであり、ダメージも大きいことが改めて証明された。
一方で「値上げしてほしくないもの」3位となったたばこだが、実は「値上げしてもよいと思うものを選んでください」という質問では、49.6%とほぼ半数の得票率で1位に選ばれてしまっている。愛煙家は値上げをしてほしくない、嫌煙家は値上げをしてもいいと考えているようだ。
電気は誰でも必要だが、たばこは愛煙家しか必要でない。というか人によってはむしろ「無いほうがいい」とまで言いかねない。需要の差が如実に表れた結果となった。
出典元:相次ぐ値上げ、半数以上の方が「電気」「ガソリン」の値上げが生活に影響【日本トレンドリサーチ】
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※サムネイル画像は(Image:「日本トレンドリサーチ」プレスリリースより引用)