防災時にも役立つキャンプギアランキング、72%の支持を集めた持っておいたほうが良いモノとは?

「密にならないレジャー」として空前のキャンプブームの今、キャンプ用品(キャンプギア)の市場規模が拡大している。そんななか、キャンプやアウトドアのレジャー以外にも防災グッズとして使えると注目がさらに高まっているのだ。アウトドアメディアサイト「TAKIBI」が2月1日に行った「キャンプギアと防災」について行ったアンケートでは「キャンプギアが防災にも役に立つ」と回答した人は全体の65.6%。今回は防災用におすすめのキャンプ用品について紹介しよう。

もしものときの備えにキャンプ用品が役に立つ

寝袋は防寒、LEDライトは危険防止に役に立つのが支持を集めた理由か(「TAKIBI」調べ)

近年のソロキャンプの流行から、被災時にも持ち歩きやすいコンパクトな商品が続々発売されており、いざというときに役立ってくれそうだ。TAKIBIで実施した調査によれば、「防災用に持っておいたほうが良いと思うキャンプギアは?」という質問では「寝袋(72%)」が最多。次いで多かったのは「LEDライト」「テント」「ランタン」……と続く。キャンプ用品は野外で一時的に暮らすための道具であり、災害時の電気やガスなどのライフラインがじゅうぶんでない非常時は野外に似た環境。そこでも役に立つのは当然だろう。

最近はキャンプ用品をインテリアの一つとして「普段使い」しているという話もよく聞く。筆者の友人はキャンプ用のイスをソファ代わりにリビングに置いている。移動させやすいのと、普段からキャンプ気分が味わえるのとで一石二鳥だそうだ。確かにキャンプ用品を使い慣れておくと、いざというときのために戸惑わないで済むので良いかもしれない。

約半数が「持っている・購入したい」と答えたポータブル電源

ポータブル電源は幅広くピンチを救ってくれそうだ(「TAKIBI」調べ)

また「キャンプや防災用としてポータブル電源を購入していますか?」という質問では、「購入した(既に持っている)」人は20.6%、「購入したいと思っている」人は29.8%で「ポータブル電源を持っている・購入したい」が過半数を占めた。ポータブル電源は野外で家電製品が使えるという、現代のアウトドアライフを快適にするグッズだ。さらにソーラーパネルと繋いで太陽光で充電ができるものもあり、その可能性は無限大。安いものではないが、災害時に火を使えない避難所でも使える防災グッズとしても活躍するのであれば、購入したいという層が多いのもうなずける。

参考元:ポータブル電源Jackery(ジャクリ)

そして、2月22日には「ワークマン」がキャンプ市場に本格参入した。ワークマンの特徴である低価格と高機能素材はそのままで、寝袋が1,500円から、設営が簡単なドーム型1人用テントが4,900円と、キャンプ用品の常識を覆すような価格に驚きの声が上がっている。これを受けて業界では今後さらに低価格・高品質の商品が増えていきそうだ。

低価格のキャンプ用品なら、これからキャンプを始めてみたい人や防災グッズとして持っておきたい人にも購入のハードルはグッと下がる。防災グッズの有無は災害時に生存を左右する重要なポイントとなるので、まだ持っていない人は購入を検討してみてはいかがだろうか。

出典元:キャンプ用品は普段使いもできるし防災グッズにもなる!「ギアと防災にまつわるアンケート」【TAKIBI

オトナライフ編集部
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